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トミー・ヒルフィガー、2022-23年秋冬コレクションショーはウォーホル「シルバーファクトリー」のオマージュ

  • 2022年9月27日
  • INTERNATIONAL

Text: Angelica Villa

9月11日の夜、米国人デザイナーのトミー・ヒルフィガーは、ブルックリンのスカイライン・ドライブイン・シアターで2022-23年秋冬コレクション を発表。3年ぶりの ニューヨーク・ファッションウィーク復帰となる今回のショーは、現代アートの巨人、アンディ・ウォーホルへのオマージュとして企画された。

9月11日に行われた「トミーファクトリー ニューヨーク2022-23年秋冬コレクション」。ブルックリンのスカイライン・ドライブイン・シアターにて Getty Images for Tommy Hilfiger

この秋冬コレクションでヒルフィガーは、ニューヨークのダウンタウンにあったアンディ・ウォーホルの伝説的なスタジオ、「シルバーファクトリー」にインスピレーションを得た体験型セットを用意。ウォーホルを思わせるシルクスクリーン工房を配置したり、モデルのドナ・ジョーダンや文筆家のボブ・コラチェロ(ウォーホルが創刊した雑誌、インタビュー・マガジンの編集者を長く務めた)など、ウォーホルゆかりの人物を登場させたりしている。

モデルとともにランウェイを飾ったのは、女優でモデルのジュリア・フォックスや作家のアメリア・グレイといったファッションショー常連のセレブたち。プレッピーでエッジの効いた、ヒルフィガーらしい典型的な米国的スタイルを披露した。また、ウォーホルのインスタレーション作品《Silver Clouds(銀色の雲)》(1966)のような銀色の風船がステージを飾り、セメント製の通路にはヒルフィガー・ブランドの飲料缶が乱雑に置かれるといった演出も行われていた。

当日はあいにくの雨だったが、わざと未完成に見えるように作られた屋外のイベント会場は、大勢の観客で賑わった。コレクションのプレスリリースによると、トミーファクトリーと名付けられたこのショーは、「ファッション、アート、音楽、エンタテインメントを融合させた」ウォーホルのスタジオへのオマージュだという。(翻訳:平林まき)

以下、トミーファクトリーの画像を紹介しよう。

ウォーホルのシルクスクリーン工房にインスピレーションを得た参加型セット。
銀色の箱からヒルフィガーのブランドロゴが入った飲料缶が溢れ出し、その周りをグラフィティが描かれた壁が囲んでいた。
スカイライン・ドライブインで行われたグラフィティのライブペインティング。
ランウェイを歩くモデルのアニャン。
ランウェイを歩く女優でモデルのドナ・ジョーダン。ジョーダンはウォーホルの映画「ラムール」(1973)で主演を務めている。
ランウェイを歩く著述家のボブ・コラチェロ。コラチェロは長年ウォーホルの親友だった。
ランウェイを歩くモデルのレイチェル・タビオール。
ランウェイを歩くモデルの日高大作レイ。
ランウェイを歩くモデルのシャミンダー・シン・ビリン

 ※本記事は、米国版ARTnewsに2022年9月13日に掲載されました。元記事はこちら

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