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羊柄のセーターが1億7000万円!? ダイアナ元妃が愛用したアイテムの落札価格を更新

ダイアナ元妃が着用した羊柄の赤いセーターが、先日のサザビーズのオークションで114万ドル(約1億7000万円)で落札された。

約1億7000万円で落札されたダイアナ元妃のセーターは、イギリスのブランド「Warm & Wonderful」のもの。Photo: Alexi Rosenfeld/Getty Images

白い羊の群れの中に一匹だけ黒い羊が描かれたこのセーターは、「Fashion Icons」と題されたオンライン・オークションのトップを飾った。

このセーターには、そもそも8万ドル(約1200万円)という高い予想落札価格がついていたが、それをはるかに上回る114万ドル(約1億7000万円)で競り落とされ、ダイアナ元妃が着用した衣服のこれまでの記録を塗り替えた。例えば、今年1月にサザビーズが落札したヴィクター・エーデルシュタインによる深い紫色のドレスで、見積額の6倍以上となる60万4800ドル(約9000万円)の値をつけている。

ダイアナ元妃が着用したニットは、イギリスのデザイナー、サリー・ミュアとジョアンナ・オズボーンによるブランド「Warm & Wonderful」のもの。ダイアナ元妃が1981年6月、チャールズ皇太子との婚約発表直後のポロ競技の試合でこのセーターを着用するや否や、当時、創業2年だったこの小さなブランドは「飛躍的な成功」を遂げた。高い人気を誇ったこのセーターは、2020年にアメリカのブランド「Rowing Blazers」、ローイング・ブレザーによってコットン・バージョンとして復刻され、NETFLIXの人気シリーズ「ザ・クラウン」にも登場している。

ダイアナ元妃が着用したアイテムへの関心は総じて急上昇している。今年初めには、1987年10月のチャリティイベントでダイアナが着用したアメジストの十字架ネックレスがロンドンのサザビーズに出品された。「アッタラ・クロス」と呼ばれるこのネックレスは、他の4人の入札者を抑えてキム・カーダシアンが16万3800ポンド(約2600万円)した。

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