キム・カーダシアンとトム・ブレイディが激しい入札合戦! 勝者が手にしたアート作品とは?
9月30日、アメリカ・ニュージャージー州にあるアトランティック・シティで、刑事司法制度の改革を提唱する団体、リフォームアライアンスのためのチャリティ・オークションが開催された。錚々たる参加者の中で誰よりも激しい入札合戦を繰り広げたのが、元NFLプレイヤーのトム・ブレイディとキム・カーダシアンだ。
今回のオークションの司会を務めたのは、コメディアンのケヴィン・ハートで、トラヴィス・スコット、マシュー・マコノヒー、ジャック・ハーロウ、ティファニー・ハディッシュ、アレックス・ロドリゲスら多数の著名人が参加した。
ここで誰よりも激しい入札合戦を繰り広げたのが、元NFLプレイヤーのトム・ブレイディとキム・カーダシアンだ。
二人が競り合ったのは、女性のヌードが大きく描かれたジョージ・コンドのミクストメディア作品《Standing Female Figure》(2023)。カーダシアンはまず50万ドル(約7500万円)で入札を開始したが、ブレイディが200万ドル(約3億円)を提示すると身を引いたようだ。
しかし、2人のセレブが自身の作品をめぐり火花を散らしたと聞いたコンドは、落札額と同額の200万ドル(約3億円)でカーダシアンのために同じ作品を制作すると提案。カーダシアンはこの申し出を喜んで受け入れたようだ。
約3億円という価格は非常に高額に思えるかもしれないが、コンド作品のこれまでのオークション記録がその3倍以上の金額であることを考えれば、むしろ妥当以上であると言える。
また、このオークションには、昨年エスパス ルイ・ヴィトン東京でも個展を行ったラシード・ジョンソンの作品《Fireflies》(2023年)も出品され、こちらはシリアルアントレプレナーのゲーリー・ヴェイナチャックが150万ドル(約2億2000万円)で落札した。
リフォーム・アライアンスは、これら3作品から手数料などを引いた510万ドル(約7億6000万円)の寄付を得た。最終的には、合計2400万ドル(約36億円)の寄付金が集まった。
fron ARTnews