ARTnewsJAPAN

2024年アート・バーゼル香港が出展者リストを発表。コロナ禍前と同数の242ギャラリーが参加

2024年3月28日から30日の日程で、香港コンベンション&エキシビション・センターで開催されるアート・バーゼル香港の出展者が発表された。今回は、コロナ禍前の2019年と同数の計242ギャラリーが参加する。

毎年3月の香港ではバーゼル開催に合わせて「アート月間」が催され、周辺はアート一色に。Photo: COURTESY ART BASEL

2024年のアート・バーゼル香港は、パンデミックの終息とともに多くの国際的なギャラリーや来場者が戻ってきた2023年の出展者数177軒に比べて、65軒増加。前回同様、フェアはおもに約200ギャラリーが参加するメインセクションの「ギャラリーズ」、新進アーティストの個展を開催する「ディスカバリーズ」、アジア太平洋地域における20世紀以降のアーティストを紹介する「インサイト」の3セクションで構成される 。ほかにも4つのセクション(キャビネット、エンカウンターズ、フィルム、カンバセーションズ)が予定されているが、その詳細は現時点では明らかになっていない。

2024年は、リッソン・ギャラリー、クリマンズットのほか、Galerie Lelong & Co、Matthew Marks Gallery、Sprüth Magers、Galerie Eva Presenhuber、Regen Projects、Acquavella Galleriesを含む68のギャラリーが、休止期間を経てフェアに復帰する。また、Alison Jacques(ロンドン)、Chapter NY(ニューヨーク)、Gallery 1957(アクラ、ロンドン)、Bortolami(ニューヨーク)、Fitzpatrick Gallery(パリ)、Morán Morán(ロサンゼルス、メキシコシティ)、Nonaka-Hill(ロサンゼルス)、Almeida e Dale Galeria de Arte(サンパウロ)、Station(メルボルン、シドニー)、Dvir Gallery(ブリュッセル、パリ、テルアビブ)など、25ギャラリーが初参加する。

日本に拠点を持つギャラリーとしては、アノマリーユミコ・チバ・アソシエイツタカ・イシイ・ギャラリーカイカイキキ小山登美夫ギャラリーマホクボタギャラリーファーガス・マカフリーミサコ&ローゼンミズマ・アートギャラリーナンヅカTaro NasuKotaro Nukagaオオタ・ファインアーツペロタンスカイ・ザ・バスハウス思文閣、Misa Shin Gallery、シューゴ・アーツ、タケ・ニナガワ、東京画廊+BTAPが「ギャラリーズ」に出展することが決まっている。また、√K Contemporary、Kosaku Kanechika、みぞえ画廊、rin art association、Standing Pineは「インサイト」に、「ディスカバリーズ」にはウェイティングルームが参加する。

アート・バーゼル香港のフェアディレクター、アンジェル・シヤン=ルは声明で、「アート・バーゼル香港は、再び戻ってきた68ギャラリーと、新規の25のギャラリーを加えた世界各国からの出展者を温かく迎え、以前通りのスケールで開催できることに興奮しています。私たちのゴールは、アート、そしてアーティストにインスパイアされたコラボレーションとイノベーションの可能性を提供すること。そして、私たちのホームである香港で、世界中から訪れたゲストをつなぐことです。アジア太平洋地域における重要な戦略的文化拠点として、地域を超えて進化するアートの架け橋となるために、これまで以上に重要な役割を果たします」とコメントしている。(翻訳:編集部)

* 出展者一覧

from ARTnews

あわせて読みたい