工芸×現代アートの最前線をチェック! 人気作家10人による展覧会が天王洲で開催
「日本の美術工芸を世界へ実行委員会 」は、工芸と現代アートの2領域を横断して創作する10人の作品を紹介する「日本の美術工芸を世界へ 特別展『工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾』」を7月4日から16日まで、天王洲のTERRADA ART COMPLEX Ⅱで開催する。
日本では現在、工芸と現代アートが交差し、双方の特徴を持つ優れた作品が多く生まれている。日本の美術工芸の国際的価値を高め、世界を惹き付ける文化資源として成長させることを目指す「日本の美術工芸を世界へ実行委員会 (共催:一般社団法人関西イノベーションセンター/京都府 後援:寺田倉庫株式会社/株式会社ランドリーム/金沢市/富山市 協力:京都仏教会/建仁寺)」は、国際的なアートフェアの「Tokyo Gendai」と、数々のアートイベントが繰り広げられる「TENNOZ ART WEEK 2024」で盛り上がる東京・天王洲で、「工芸」の伝統技術と「現代アート」の表現力を併せ持つアーティストたちを紹介する展覧会「日本の美術工芸を世界へ 特別展『工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾』」を開催する。
キュレーターは、東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長で、2021年から「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI」の総合監修・キュレーターを務める秋元雄史と、2013年にディレクターとして文化事業会社ノエチカの創業に携わり、以来8年間、「KOGEI Art Fair Kanazawa」や「KUTANism」など工芸に特化したアートフェアや芸術祭の立ち上げに従事する高山健太郎。
今回は関西に加えて、日本の美術工芸にとって重要地域であり、震災復興中の北陸で活動する10人を選出。展覧会では、工芸のみに登場する特徴的な形態「うつわ(器)」の形の美しさをテーマに、道具としての器を超えた、イメージと表現の可能性を探る。また、「包み」という概念や、「装飾」という観点から制作された作品も展示される。
展示作家は、石塚源太、近藤高弘、佐々木類、四代 田辺竹雲斎、塚田美登里、中田真裕、中村卓夫、畠山耕治、牟田陽日、やまわきてるり。
本展の第2弾は、2024年11月3日(日)から11月5日(火)まで、京都の建仁寺にて開催予定だ。
日本の美術工芸を世界へ 特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」東京開催
会期:7月4日(木)~ 7月16日(火)
会場:TERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERY(東京都品川区東品川1丁目3 2-8-4F)
時間:11:00 ~19:00
休館日:月曜