ARTnewsJAPAN

Art Collaboration Kyotoが2024年版の出展ギャラリーを発表。キュレーションゾーンのテーマは「Resilience〜わたしたちがつなぐものたち」

2024年11月1日から13日までの日程で、国⽴京都国際会館などを会場に現代美術のアートフェアArt Collaboration Kyoto(ACK)」が開催される。6月18日、その出展ギャラリーと、キュレーションゾーン「ACK Curates」のテーマ、ゲストキュレーターが発表された。

2023年 ACKイベントホール会場風景 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

京都府と Art Collaboration Kyoto実行委員会は、国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域など、様々な分野との「コラボレーション」をコンセプトにした現代美術のアートフェアArt Collaboration Kyoto (ACK)」を11月1日から13日までの日程で、国⽴京都国際会館などで開催する。4回目となる2024年のプログラムディレクターは、21年より引き続き⼭下有佳⼦が務める。 

2023年 ACKイベントホール会場俯瞰 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

今年は19カ国・地域から69ギャラリーの参加が決定した。そのうち、東京のMUJIN-TO Production、⽔⼾忠交易、ニューヨークのCastelli Gallery、KASMIN、パリのGalerie Marguoなど31ギャラリーが初参加する。展示は「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2セクション。日本国内のギャラリーがホスト、海外のギャラリーがゲストとなり1つのブースをシェアする「ギャラリーコラボレーション」では、両ギャラリーが話し合って共通のコンセプトを決めるなど、ユニークな視点に基づく競演を体験することができる。また、多くの現代アート作家が拠点とする京都にちなみ、地元ゆかりのアーティストとその作品を紹介する「キョウトミーティング」は、展示規模を拡大して展開される予定だ。

出展ギャラリー一覧

また、プログラムディレクターが毎年異なるテーマを提示する企画展  「パブリックプログラム」や、キッズプログラム、トーク等を展開する「ACK Curates」も開催される。今年のテーマは「Resilience〜わたしたちがつなぐものたち」

チョン・チンイン(写真左)とアンドレ・チャン(同右)

企画展「パブリックプログラム」では、 ⾹港を拠点にするアンドレ・チャン(陳⼦澂)とチョン・チンイン(張瀞尹)が2018年に結成し、現代アートとその他の⽂化領域との融合の実践が注⽬を集めるキュレーションプラットフォーム「Arts Collective」をゲストキュレーターに迎える。 ACK Curatesの詳細は9月に発表予定。

Art Collaboration Kyoto
会期:11月1日(金)~ 11月3日(日)※10月31日はプレスと招待者のみ
会場: 国⽴京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
時間:11:00~19:00(3日は17:00まで)

あわせて読みたい