新しい現代アートの祭典「Art Squiggle Yokohama 2024」が初開催! 若手作家の展示やライブラリー、ワークショップも
現代アートフェスティバル「Art Squiggle Yokohama 2024」が、7月19日から9月1日までの日程で横浜・山下ふ頭を会場に初開催される。
株式会社マイナビを主幹事とするアートスクイグル実⾏委員会は、現代アートフェスティバル「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ 2024)」を7月19日から9月1日まで横浜・山下公園に隣接する⼭下ふ頭の4号上屋で初開催する。
フェアのタイトルにある「スクイグル(Squiggle)」は、「まがりくねった・不規則な・曲線」という予測不能な動きや形状を表す言葉で、アーティストが創作活動中に経験する迷いや、試⾏錯誤のプロセスになぞらえたという。来場者には、これらのアートを受け身の姿勢で鑑賞するのではなく、自身の日々の経験や試みに重ねてともに歩む存在として感じてほしい、というメッセージが込められている。
展示するのは、1980~1990年代生まれのアーティストたち。たとえば、部屋や洗⾯台などの⾝近なモチーフを元に、機械の構造を⽤いた⽴体作品や舞台装置のようなインスタレーション作品を制作している宇留野圭、アイロンビーズというアナログの素材を用いて、ドット絵のようなデジタル感を表現する沼⽥侑⾹、私たちが持っている「当たり前」という感覚を、日常とは異なる視点から問い直し、ワークショップや遊びの要素を取り入れた活動を通じてその再構築・書き換えを試みる中島佑太、その他、河野未彩、川⾕光平、GROUP、⼩林健太、⼭⽥愛、光岡幸⼀の9作家が新作を披露する。
また、マイナビが若⼿作家⽀援の一環として行っている「マイナビアートコレクション」収蔵作品の⼀部も公開する。今回展示されるのは、酒井建治、⼟屋未久、村⽥啓、楊博、横⼭⿇⾐などの作品。さらに特別ステージには、都市・郊外を横断的に整備するインフラストラクチャーやそれらに付属する⾵景の奥⾏きに注⽬し、主に3DCGアニメーションの⼿法を⽤いて創作する藤倉⿇⼦の作品を展⽰する。
そのほか会場内には、テイストが異なる複数の書店が「スクイグル」をテーマに選んだ書籍約100冊が並び、アートについて学んで対話できる「ライブラリー&ラウンジ」を併設するほか、来場者が各アーティストのインタビュー記事や作品が掲載された「アーティストノート」を思い思いに並べて綴じ、⾃分だけのブックレットを制作して持ち帰ることができるワークショップを実施する。さらに週末には、屋外にあるバスを改造した特設会場で⾳楽イベント「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」を開催する。
Art Squiggle Yokohama 2024 やわらかな試行錯誤 — 芸術とわたしたちを感じる45日間 —
会期:7月19日(金)〜 9月1日(日)
会場:横浜山下ふ頭(神奈川県横浜市中区山下町)
時間:11:00 ~ 20:00(金土は21:00まで、入場は45分前まで)