3月7日開幕「ART FAIR TOKYO19」がトークプログラムを発表。AIから工芸まで、業界の最新動向を追う

3月7日から9日まで東京国際フォーラムで開催される日本最大規模のアートフェアART FAIR TOKYO19」。同フェアの関連企画として、三菱一号館美術館のCafé 1894を舞台に、ARTnews JAPANによるトークプログラムが開催される。

2024年の会場風景。Photo: ART FAIR TOKYO

東京国際フォーラムを会場に、日本最大級のアートフェアART FAIR TOKYO19」が3月7日から9日まで開催される。19回目を迎える今回は、国内外から総勢139軒のギャラリーが参加し、現代アートから近代絵画、古美術まで同フェアの魅力でもある幅広い作品約3000点が出品される。

今回のメインセクション「ギャラリーズ」では、たけだ美術(東京)が草間彌生が実際にパフォーマンスに用いた衣装を、また、角匠(同)は貴重な葛飾北斎の肉筆画を出品する。多様なジャンルや機関が交差する「クロッシング」では、ニューヨークを拠点とするキュレーター・アートアドバイザーのシャドウ・キューが7人のアーティストを集めたブース「A Tale of New York」(M5 Projects_New York)を展開。また、新進気鋭のギャラリーや若手アーティストが個展もしくは2人展を開催する「プロジェクツ」では、初出展のaaploit(東京)が半澤友美展、マリーギャラリー(同)が清野祥一展を行う。

トークプログラム「ART DYNAMICS」の登壇者、写真左から北島輝一、寺田航平、草野絵美、小山登美夫。

さらに「ART FAIR TOKYO19」では、オフィシャルメディアパートナーであるARTnews JAPANがトークプログラム「ART DYNAMICS」を開催する。3部構成となるこのプログラムでは、ARTnews JAPAN編集長の名古摩耶によるモデレーションのもと、アート業界における最も今日的なトピックについて識者たちが議論する。

第1部(18:00~)は「日本のアートマーケットに足りないもの」をテーマに、ART FAIR TOKYOマネージングディレクター北島輝一と、寺田倉庫株式会社代表取締役社長の寺田航平が対談。第2部(18:30~)は、AI(人工知能)によって制作されたアート作品に特化したドイツ発の新雑誌『The AI Art Magazne』の表紙を飾ったアーティスト、草野絵美が参加し、「生成AIはアートの可能性を切り拓くのか?」というテーマについて議論する。「クラフトがアートになるとき」と題した第3部(19:00~)はTOMIO KOYAMA GALLERY代表小山登美夫が登壇する。トーク終了後はレセプションを開催予定。参加無料。ARTnews JAPANニュースレター登録者が対象となり、要事前申込。

トークプログラム「ART DYNAMICS」presented by ARTnews JAPAN 工芸からAIまで、専門家が語るアート業界の最新動向
会期:3月7日(金)
会場:Café 1894(東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア 三菱一号館美術館)
時間:18:00〜21:00(17:45受付開始)
料金:無料・事前申込制 ※ 申込はこちら

ART FAIR TOKYO19
会期:3月7日(金)~3月9日(日)
会場:東京国際フォーラム B2F ホールE/B1F ロビーギャラリー(東京都千代田区丸の内3-5-1)
チケット:当日(税込5000円)、前売(4000円)、レイトチケット(3月7・8日の17時以降、2500円)
時間:11:00~19:00(9日は17:00まで)

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