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  • 2024.09.05

ルー・ヤン作品を展示したPARCELがフリーズ・ソウル「フォーカス・アジア・スタンド賞」を受賞!

9月4日に開幕した第3回フリーズ・ソウルのアジアの新進ギャラリーに光を当てる「フォーカス・アジア」セクションの中から、最も優れた展示に授与される「フォーカス・アジア・スタンド賞」が発表された。この栄誉を手にしたのは、東京が拠点のPARCELで、注目の気鋭アーティスト、ルー・ヤンによる3Dアニメーションの大作を展示している。

「フォーカス・アジア・スタンド賞」を受賞した、PARCELのブースで展示されているルー・ヤンの《DOKU The Flow》(2024)。Photo: ARTnews JAPAN

3度目の開催となるフリーズ・ソウルが9月4日に幕を開けた(9月7日まで)。今回のフリーズ・ソウルは、ペースやハウザー&ワース、ペロタンなど欧米の大手ギャラリーから地元の有力、アラリオ・ギャラリーやNYを拠点に韓国のアーティストを欧米に紹介してきたティナ・キム・ギャラリーなどが参加する「ギャラリーズ」、伝統美術と現代美術との関係性を探る「フリーズ・マスターズ」、そしてアジアの若手ギャラリー10軒が参加する「フォーカス・アジア」の3セクションで構成される。

その「フォーカス・アジア」セクションの中でも、上海と東京を拠点に活動する気鋭アーティスト、ルー・ヤンの大作《Doku The Flow》で強烈なインパクトを放っている東京のPARCELが、今年の「フォーカス・アジア・スタンド賞」を受賞した。

最先端の3Dアニメーションを用いて表現された《Doku The Flow》は、デジタルの領域へのヤン自身の「魂の拡張」であるアバター「Doku」が、チベット仏教で「六道」と呼ばれる天界道、人間道、修羅道、餓鬼道、畜生道、地獄道を旅する壮大な物語。ヤンが技術者たちとともに創り上げた約50分の大作には6エディションが存在しているが、うち3エディションがフリーズ・ソウルでの販売になるという。

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