カート・コバーンが愛したムスタングに7億円超の予想価格! 来年3月、オークションに登場

ニルヴァーナのカート・コバーンが愛用した1969年製のフェンダー・ムスタングがクリスティーズ主催のオークションに出品される。このギターは「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のミュージックビデオで使われたほか、数々のレコーディングにも使用されていた。

地元シアトルで1993年に演奏するカート・コバーン。Photo: Jeff Kravitz/FilmMagic
地元シアトルで1993年に演奏するカート・コバーン。Photo: Jeff Kravitz/FilmMagic

ニルヴァーナのフロントマンであるカート・コバーンが愛用した1969年製のフェンダー・ムスタング「コンペティション・モデル」が、3月にクリスティーズのオークションに出品される。予想落札価格は250万〜500万ドル(約3億9000万〜7億8000万円)。

クリスティーズによれば、「コンペティション・ストライプ」と呼ばれる線がボディに施されたこのギターは、『ネヴァーマインド』と『イン・ユーテロ』のレコーディングに使われたほか、「数々のライブパフォーマンス」でコバーンとステージをともにしたという。また、ニルヴァーナの代表曲にして「アンセムの中のアンセム」として語り継がれる、1991年の「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のミュージックビデオでコバーンが手にしていたギターでもある。

クリスティーズでは11月19日午後7時から開催されるイブニングセールでも、コバーンに関連する作品が出品される。エリザベス・ペイトンが1995年に描いたコバーンの肖像画だ。本作には、200万〜300万ドル(約3億1000万円〜4億6600万円)の予想落札価格が付けられている。

ギターと肖像画のオークション出品に際して、クリスティーズのグローバル・プレジデント、アレックス・ロッターは声明で次のように述べた。

「カート・コバーンと彼の音楽は一つの時代を築きました。彼が残した作品は、世代を超えて聞かれ続けており、私たちにインスピレーションを与えています。コバーンの類まれなる才能に敬意を表した美しい肖像画と、多くの人々の人生を彩ったサウンドトラックに使われたギターを提供できることを、大変光栄に思います」

オークションに出品されるムスタング。ボディに線が入っていることから「コンペティション・モデル」と呼ばれている。Photo: Courtesy of Christie's
オークションに出品されるムスタング。ボディに線が入っていることから「コンペティション・モデル」と呼ばれている。Photo: Courtesy of Christie's

春のオークションに先立ち、ニューヨークのショールームで展示されるこのギターは、故ジム・アーセイのコレクションから出品される。アーセイはNFLチームのインディアナポリス・コルツのオーナーとして知られ、生前に音楽関連の貴重な品々を幅広く収集していた人物だ。

クリスティーズによれば、アーセイのコレクションは「音楽とポップカルチャー、アメリカ史、文学、スポーツなど」多岐にわたるメモラビリアが含まれているという。また、音楽誌『Guitar World』はこれを「史上最高のギターコレクション」と評価している。彼が収集したギターには、ジョン・レノンやジミ・ヘンドリックス、プリンスをはじめ、ボブ・ディランやエディ・ヴァン・ヘイレンなど数多くの伝説的アーティストの使用した楽器が名を連ねるほか、ジョン・コルトレーンやマイルス・デイヴィスといったジャズの巨匠が所有していた楽器も含まれている。(翻訳:編集部)

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