メットガラ会場から「尿ボトル」数百本を発見──ベゾス起用に抗議する反富裕層団体が設置
5月4日夜(アメリカ現地時間)にニューヨーク・メトロポリタン美術館で開催されたメットガラの会場から、「尿のように見える液体」が入ったボトルが多数発見されていたことが明らかになった。アマゾン創業者ジェフ・ベゾスの名誉共同議長起用に対する抗議運動とみられる。

華やかなメットガラ終了後のメトロポリタン近代美術館内で、数百本もの「尿と思われる液体が入ったボトル」が発見された。ニューヨーク・ポスト紙はこの一報を伝えながら、今年のメットガラを「論争に塗れた夜」と表現した。
同紙によれば、「これはアマゾンの倉庫労働者がトイレ休憩を取れず、ボトルに排尿することを余儀なくされているという告発と結びついた衝撃的な抗議活動」であり、「アマゾン創業者のジェフ・ベゾスがメットガラに多額の寄付を行ったことに対する反発が、ニューヨーク全土で頂点に達した」と報じている。
この抗議活動の犯行声明を出したのは、反富裕層を掲げる団体「エヴリバディ・ヘイツ・イーロン(Everybody Hates Elon)」。同団体は、大富豪たちが勢揃いするメットガラに狙いを定めた。
イギリスを拠点とする同団体は、インスタグラムに投稿した声明文の中で、「ジェフ(・ベゾス)をガラのホストに迎えるなど、メトロポリタン美術館は人をバカにしている(taking the PISS)」ため、館内に「おしっこボトル(piss bottles)」を残したと説明。さらに、「アマゾンは何百万ドルもの税金を逃れており、ベゾスは世界有数の大富豪だ」と訴えた。
ボトルには、抗議の意図を説明するテキストが添えられていた。なかでも特に挑発的だったのは、「メットガラVIPトイレ」と名付けられた複数のペットボトルが展示されていたこと。そこには、「メットガラの議長、ジェフ・ベゾスに敬意を表して設置。どうぞご自由に——彼のスタッフにはこれで十分なのだから」と書かれた看板が掲げられていた。この展示に関連して、エヴリバディ・ヘイツ・イーロンはインスタグラムにこう投稿している。
「#MetGala の議長ジェフ・ベゾスが、自身の労働者にボトルで用を足すことを強いても許されるなら、カーダシアン家に同じことをさせても構わないよね…?💋」
なお同団体は、投稿の注釈に「もちろん、本物の尿ではありません」と添えている。