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ピカソの超巨大ポートレートがイタリアの空地に出現!

イタリアランドアーティスト、ダリオ・ガンバリンが、北イタリア・ヴェローナの荒れ地にパブロ・ピカソの巨大な肖像画を制作して話題になっている。

1907年のピカソの自画像にインスピレーションを受けて制作された、ダリオ・ガンバリンのランドアート。Photo: Dario Gambarin

ガンバリンは、北イタリア・ヴェローナにある2万5000平方メートル(7562坪)の荒れ地にトラクターを使って地面を掘り出し、パブロ・ピカソの巨大な肖像画を制作した。ガンバリンは制作の動機について、次のように語っている。

ピカソの1907年の自画像にインスピレーションを得て、彼の世界最大の肖像画を制作したいと思いました。この肖像画をピカソに捧げたいと思ったのは、彼は学ぶことを止めなかった巨匠の1人だからです」

ガンバリンは過去にも巨大肖像画を制作している。2013年11月、カスターニャロの畑に暗殺から50年が経過したケネディ大統領の像を制作したほか、2016年には、当時アメリカ大統領候補だったドナルド・トランプの顔を「ciao」という言葉とともに描いている。

また、2013年には、第266代ローマ教皇フランシスコが、紛争中のシリアの平和のために「断食と祈りをささげる日」を発表したことを受けて、彼の似顔絵を制作している。そのほかにも、南アフリカの大統領で自由のために闘ったネルソン・マンデラ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、バラク・オバマ元アメリカ大統領などを題材にしている。(翻訳:編集部)

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