リヒターにティルマンス、ホックニーも! 第4回NEW AUCTIONが6月24日に開催
アートマーケットの持続的な循環を促すことを目指すNew Auctionが、第4回となるオークションを6月24日(土)に開催する。過去最多となる出品作品の中には、7月15日から東京都現代美術館で大回顧展が開催されるデヴィッド・ホックニーのスイミング・プールも。
「アートをより面白く、オークションをより身近に」をタグラインに、2020年に設立されたNew Auctionは、アートマーケットの持続的な循環を促すことを目指し、日本国内で初めて売上の一部をアーティストに還元する仕組みを導入するなど、これまでの慣例にとらわれない新しいオークションのあり方を追求している。その第4回となるオークションが、6月24日(土)に開催される。これまで同様、従来のオークションの重厚なイメージを軽やかに裏切るような、ファッションやカルチャーファンで賑わう原宿を舞台に、過去最多となる195作品が出品される。
出品作品の中には、ゲルハルト・リヒターの《Kassel:「Documenta IX Edition」より(Butin 78)》(1992)やジョージ・コンドの《Untitled》(1983)、デイヴィッド・ホックニーのリトグラフ作品《Lithographic Water Made of Lines, Crayon and Two Blue Washes Without Green Wash》(1978 - 1980)、ヴォルフガング・ティルマンスの《paper drop Oranienplatz, f》(2019, printed in 2021)も含まれる。予想落札価格はそれぞれ、250〜350万円、1200〜1800万円、800〜1500万円、180〜280万円。
また、現代社会への厳しい警鐘と言える「宇宙船地球号」という概念を説いたバックミンスター・フラーの版画や、昨年11月から今年2月まで開催された大回顧展も記憶に新しい、大竹伸朗による旅の記録を記したスケッチコレクションなど、比較的手に入れやすい良作もラインアップされている。
オークションは、事前登録すれば、会場のみならずウェブサイトや電話から誰でも参加することができる。17日から1週間開催されるプレビューを訪れてみて気になる出品作品があれば、ぜひ入札してみよう。オークションへの参加方法はこちら。
プレビュー
会期 : 2023年6月17日(土)〜6月23日(金)
時間 : 11:00 - 20:00 * 展示時間は予告なく変更される可能性があります
会場 : SAI(東京都渋谷区神宮前 6-20-20 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F)
オークション
会期:2023年6月24日(土)
時間:14:00〜(13:30開場)
会場:BA-TSU ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-11-5)