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ルーブル美術館でヨガレッスンを! パリ五輪に合わせて「熱気を分かち合う」イベントが開催中

2024年7月26日から開催されるパリオリンピックに合わせて、ルーブル美術館のマルリーの庭では、ヨガやダンスのレッスンが開催中だ。市の広報は「オリンピックの熱気をスタジアムの外で感じてもらう」ことを目的に実施しているという。

3月22日にロシアの首都モスクワ郊外で起きたテロ事件を受け、ルーブル・ピラミッド近辺の警備を強化するフランスの警察。Photo: Mohamad Salaheldin Abdelg Alsayed/Anadolu via Getty Images

壁に並ぶ絵画を見て回るだけでも相当なエクササイズになるルーブル美術館だが、7月26日から始まる2024年パリオリンピックを前に、同館でダンスやヨガ、そしてワークアウトのセッションが受けられるプログラム「ラン・イン・ルーブル」がスタートした。

ガーディアンが報じたところでは、来場者は、ルイ14世が城の庭園のために作らせた彫刻に囲まれながら、マルリーの中庭でヨガをはじめとする10分間のエクササイズを楽しんでいるという。

ルーブル美術館の館長を務めるローランス・デ・カールはこの取り組みについて、「ルーブル美術館はパリのど真ん中にある美術館なので、夏季オリンピックの中心にもなることでしょう」と話している。

オリンピックのお祭りムードに後押しされているのはルーブル美術館だけではない。コンコルド・アーバンパークとして生まれ変わったコンコルド広場では、ブレイキンやスケートボードといった競技が開催される。また、オルセー美術館ではオリンピックに関連したイベントが開催されるほか、開会式はルーブルの真横を流れるセーヌ川で実施される見通しだ。

100年ぶりにパリで開催される2024年のオリンピックは、7月26日〜8月11日まで。パラリンピックは8月18日〜9月8日まで行われる予定だ。(翻訳:編集部)

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