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アート・バーゼル「Paris+」が出展者リストを発表。参加ギャラリーは昨年とほぼ同数

10月18日から22日まで、パリグランパレ・エフェメールで開催されるアートフェアParis+ , par Art Baselの参加ギャラリーが発表された。2回目となる今回は、昨年の156団体とほぼ同数の154団体が出展する。

エッフェル塔が間近にそびえるParis+会場、グラン・パレ・エフェメール。Photo: Marc Domage/Courtesy PARIS+ Par Art Basel

メインとなるGalleries部門には、ガゴシアンハウザー&ワースペースデヴィド・ツヴィルナーなどのメガギャラリーをはじめ、ブラム&ポー、ポーラ・クーパー、マッシモ・デカルロ、グラッドストーン・ギャラリーマリアン・グッドマンデヴィッド・コルダンスキー、LGDR、リッソンギャラリータデウス・ロパックホワイトキューブペロタンといった140の実力派ギャラリーが名を連ねる。日本からは、タカ・イシイギャラリータケ・ニナガワが参加する。

Paris+では、Galleriesに加え、14の新進ギャラリーが推薦アーティストの個展を開催するGaleries Émergentes部門も設置される。この部門では、Bank、Lyles & King、Marfa'、Seventeen、そしてパリの2つのギャラリー、ParliamentとSans Titreが参加する。

今回出展する154ギャラリーのうち、58がフランスに拠点を持ち、そのうちの30が同国内に本拠地を構える。代表的なギャラリーはAir de Paris、Balice Hertling、Galerie Chantal Crousel、Galerie Frank Elbaz、Fitzpatrick Gallery、Loevenbruck、Mennour、Sultana。また、昨年Galeries Émergentes部門に参加した Antenna Space、Galerie Anne Barrault、Carlos/Ishikawa、Edouard Montassutの4つのギャラリーがGalleriesに昇格した。

2022年、アート・バーゼルは、フランスの代表的なアートフェアFIACが毎年開催する10月に、パリで新たなフェアを開催すると発表。FIACからグランパレ・エフェメールの使用権を勝ち取った。グランパレ・エフェメールは、2024年のパリ夏季オリンピックでの使用後に解体されるため、同会場での開催は今回が最後となる。

Paris+ par Art BaselのディレクターであるClément Delépineは声明で、「2023年のParis+ par Art Baselは、同フェアの大きな特徴である、近・現代作家の優れた作品の数々、緻密に考えられたプレゼンテーション、フランスのギャラリーコミュニティの取り組みや、地元の百貨店、ギャラリー・ラファイエットグループの支援によるGaleries Émergentes部門により、活発にアートの情報が交換される場となるでしょう」と述べている。(翻訳:編集部)

* 出展者一覧

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