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バンクシーがシリーズ最終作を発表! ファンたちは「ようやく全てわかった」と歓喜

バンクシーの動物シリーズ9作目にして最後の作品が、ロンドン動物園のシャッターに描かれていることがわかった。本人のインスタグラムにも画像が投稿されている。

ロンドン中心部ウェストミンスターにある「London Zoo」のシャッターに描かれたバンクシーの動物シリーズ最終作。Photo: Leon Neal/Getty Images

バンクシーの9作目となる壁画がロンドン中心部ウェストミンスターにある「London Zoo」のシャッターに描かれていることが判明した。本人のインスタグラムにも最新作が投稿されており、BBCがバンクシーのチームに確認した最新情報によれば、シリーズの「最新にして最後となる壁画」であるという。

バンクシーは8月5日から8月12日までの一週間の間に、ロンドン各地で毎日ヤギ、ゾウ、サル、オオカミ、ペリカン、ネコ、魚、サイをモチーフとしたグラフィティを描いてきた。今回明らかになった最新作では、ゴリラが動物園のシャッターを開けてアシカと鳥を解放し、他の動物たちがそれを内側から眺めている様子が描写されているように見える。

発表の舞台となったロンドン動物園の広報担当者はBBCの取材に対し、感無量な様子で「まったく素晴らしい」とコメントし、この作品が今後も保存されるだろうと語った。また、同園のマネージャーであるダニエル・シモンズは興奮冷めやらぬ様子で、「(この動物シリーズで)バンクシーはロンドンの一部となった。彼のキャリアを今後象徴することになるだろうシリーズの最終作をロンドン動物園に残したことは、本当に素晴らしい」とコメントしている。

作品が描かれたシャッターはすでに保護のための囲いが設置され、警備員が投入されている。「忙しい一日になりそうです」と語るシモンズによれば、人々が作品を楽しめるよう、通常、開園時には開けられるこのシャッターを閉めたままにする予定。代わりに、動物園にある他の2つの入り口を使用するという。

またシモンズは、「この作品が天候によって傷むのだけは避けなければなりません」と述べ、作品を保護するために今後、保護ガラスの設置も検討すると話している。

バンクシーの動物シリーズはどれも一晩かけて制作されたと考えられる。毎朝、通りすがりの人々が作品を発見してバンクシーのインスタグラムで答え合わせをし、その直後から人だかりができるというパターンになっている。

ロンドン動物園はシャッターに描かれた壁画の画像をインスタグラムに投稿し、「今週、われわれの動物たちはロンドンの人々を笑顔にすることができただろうか?」とコメントしている。

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