ルーブル美術館にトランプ大統領とドイツ次期首相の肖像画。ドイツ人男性2人が犯行の動画を公開

ドナルド・トランプ米大統領とドイツの次期首相であるフリードリヒ・メルツの肖像画が、ルーブル美術館の展示室に貼り付けられた。肖像画を貼り付けた2人のドイツ人男性はその様子をYouTubeに公開しているが、動機は明らかにしていない。

ドナルド・トランプとドイツ次期首相のフリードリヒ・メルツの肖像画を展示室に貼り付ける男たち。Photo: Screenshot via YouTube/Ilgar Aliyev
ドナルド・トランプ米大統領とドイツ次期首相のフリードリヒ・メルツの肖像画をルーブル美術館展示室に貼り付ける男たち。Photo: Screenshot via YouTube/Ilgar Aliyev

ドイツのタブロイド紙、ビルト紙が報じたところによれば、ドイツ・ケルンに住む2人の男が、トランプ大統領とドイツの次期首相であるフリードリヒ・メルツの肖像画をルーブル美術館の《モナ・リザ》展示室近くに貼り付けた。2人の行動の一部始終は約8分間の動画にまとめられ、YouTubeに公開されている。

それによれば、イルガー・アリエフと「ボビー」と呼ばれている男たちは、地元ケルンで額装し、裏側に両面テープを貼ったトランプとメルツの肖像画を携え、パリまで移動。到着した2人は、肖像画を服の中に忍び込ませて美術館の手荷物検査を無事クリアし、館内のトイレでそれらをショッピングバッグに入れ直した上で展示室に持ち込んだ。そして、《モナ・リザ》が展示されている部屋のそばにそれらの肖像画を貼り付けたが、その横を通り過ぎた警備員が彼らの行為に気づくことはなかった。

肖像画を貼り付けた後、2人は美術館を素早く立ち去ったが、2人の行動を動画に収めていたカメラマンから、警備員が異変に気づき、建物の外でも彼らを探し始めたことを知らされた。

ルーブル美術館では、《モナ・リザ》を標的としたアートアタックが相次いでおり、これまでもケーキをこすりつけられたり、農業システムの腐敗を訴える環境活動家にスープをかけられるなど、さまざまな被害に遭ってきた。2人の男がトランプとメルツの肖像画をルーブル美術館内に展示しようとした理由や動機などは明かされておらず、ビルト紙が彼らにコメントを求めたが回答はなかったという。また、ルーブル美術館の広報担当者は、この件に関する正式なコメントは控えると同紙に語っている。

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