驚くべきAI生成画像の進化! 著作権問題など負の側面も顕在化【2022年のアートニュースまとめ】
2022年は、AIを用いた高性能画像生成サービスの進化目覚ましい1年だった。一方で、AI生成画像の負の側面が顕在化しはじめたのも事実。これまでの流れをARTnwes JAPANの記事から振り返っていこう。
簡単な言葉で画像を生成するDALL-E 2のリリース
人工知能「DALL-E 2」が生成した画像 Photo: OpenAI
4月6日、サンフランシスコの人工知能研究所、OpenAI(オープンAI)が同社の画像生成AI「DALL-E(ダリ)」の大幅バージョンアップを発表した。
米メタがAIペイントツール「Make-A-Scene」を発表
メタ AIの「Make-A-Scene」プログラムで生成された作品 Photo: Courtesy Meta
米メタ(旧フェイスブック)が、AIを用いて画像生成を行うペイントツール「Make-A-Scene(メイク・ア・シーン)」に関する研究リポートを公表した。このAIツールは、テキストと自由形式のスケッチを組み合わせ、より精度の高い画像を作り出すことができる。
賛否両論! AIの描いた絵が「アートコンテストで1位」に
ジェイソン・アレンの受賞作品 Photo: Screengrab from Discord
アメリカ・コロラド州で開かれたアートコンテストの結果をめぐり、AIアートへの賛否両論が巻き起こっている。この公募展のデジタルアート部門で1位を獲得したのが、テキストから画像を生成するAIプログラム、ミッドジャーニー(Midjourney)を使った作品だったからだ。
著作権問題を理由にゲッティがAI生成画像の登録を禁止
オープンAIのDALL・E2が生成した画像 Photo: OpenAI
ストック画像サービスのゲッティイメージズ(Getty Images)は9月21日、米オープンAI(非営利団体)の「DALL・E(ダリ)」や、米メタ社の「Make-A-Scene(メイク・ア・シーン)」などによるAI生成画像を、同社プラットフォームに登録することを禁止すると発表した。
高性能AI画像生成サービス「DALL・E(ダリ) 2」が一般公開開始
「宇宙の果てを走る、惑星に向かう、穏やか、深淵に到達する、デジタルアート」というワードで生成された画像。Photo: OpenAI
文章による指示に従って画像を生成する画像生成AIは、今年日本でもSNSを中心に話題となった。9月28日には、新しい高性能のAI画像生成サービス「DALL-E(ダリ) 2」が一般に公開されたことを、サンフランシスコの人工知能研究所、 Open AI (オープンAI) が発表した。