アーティスト死後の遺産管理ビジネスが拡大、メガギャラリーも作家の「再発見」に虎視眈々
近年、物故アーティストの遺産管理団体が増加傾向にある。その背景やこうした団体が必要とするサポート、ギャラリーの動向、作家の掘り起こしから営利以外の目的までを取材した。
2011年にアーティストのポール・ガルデールが死去したとき、娘のキャット・ガルデールは生前の約束通りに父の遺産を管理し、その業績を未来につなぐ役割を引き受けた。アーティストのスタジオマネージャーや展覧会コーディネーターとして働いてきた彼女は、「アーティストとの仕事や、アーカイブやスタジオの管理業務の経験はかなりありました」と語る。しかし、父の思いを継ぐべく仕事に取りかかると、さっそく問題にぶつかった。財産の信託手続きが行われていなかったのだ。
そこで、まずは検認裁判所に提出する財産目録に着手した。(ガルデールが拠点としていたアメリカで)裁判所に所有権を承認してもらうには、作品目録と鑑定書が必要となるからだ。両親が残した遺産の唯一の相続人だったキャットは、ある程度の資金があったので時間のかかるこの仕事を続けることができた。アーキビストを雇った彼女は、作品目録を整理し、デジタル・アーカイブを作成するために3年間にわたって週40時間働いたという。2022年には作品のデジタル化作業はほぼ完了していたが、資金はかなり減っていた。しかし、やるべきことはまだ多く、手つかずの仕事も残っている。父親の仕事を世に知らしめるには、その作品を展覧会に出品し、美術館などのコレクションに収蔵してもらう必要があるのだ。
そんなとき目にしたのが、高校の同級生だったマックス・ウォーシュが、叔母のテキスタイル・アーティスト、ローズマリー・メイヤーの作品を投稿したインスタグラムだった。メイヤーの死後、2021年にニューヨークのスイス・インスティテュートで開かれた回顧展は、その後ヨーロッパの3つの展示施設を巡回している。「私と同じく遺産管理の仕事をしている知り合いがいると知り、すばらしい巡り合わせだと思いました」とキャットは言う。そして彼女は、この偶然に大いに助けられることになる。
キャットがウォーシュから紹介されたのが「アーティストの遺産管理団体責任者リスト(AFELL: Artist's Foundation & Estate Leaders' List)」だ。AFELLは2019年にチェルシー・スペンゲマンとトレイシー・バートリーが立ち上げたグーグル・グループで、同じ境遇の人々が情報を共有するために使われている。登録者は300人以上で、メンバーは個人からジョアン・ミッチェル財団やヘレン・フランケンサーラー財団のような著名団体まで幅広い。また、AFELLは物故アーティストの遺産管理支援に重点を置いているが、この分野のベストプラクティスを学ぶためにAFELLのリソースを活用している現役アーティストもいる。シモーヌ・リーもその1人だ。
増加する「レガシーワーク」のサポート組織
この10年というもの、アーティストとその子孫たちが遺作を未来につなぐ支援を目的としたAFELLのような取り組みや団体がいくつも立ち上げられている。これまであまり知られていなかった物故アーティストに光が当たるにつれ、ギャラリーや美術館での展覧会を実現させるために不可欠な存在であるこうした団体の重要性は増すばかりだ。
そうした団体の1つに、ニューヨークを拠点とするソフト・ネットワークがある。前出のスペンゲマンがウォーシュの姉で美術史家のマリー・ウォーシュとともに運営しているソフト・ネットワークは、「複数のアーティスト遺産管理団体が共有するワークスペース兼保管スペース、そして展覧会やイベントのためのスペース」だ。ローズマリー・メイヤーとスタン・ヴァンダービークの遺産管理団体の仕事をサポートしているペンゲマンたちは、自らの仕事を「レガシーワーク」と呼ぶ。そして昨年の9月、団体の活動の一環としてAFELLを公式に立ち上げた。
彼女らが手がけたプロジェクトの1つに、ソーホーにあるソフト・ネットワークのオフィスと同じフロアにある展示スペースで開催されたポール・ガルデールの展覧会(ディディエ・ウィリアムとの2人展)がある。ソフト・ネットワークが2022年に始めたレジデンス・プログラムの最初の参加者だったキャットは、「彼女たちはメンターとして、またサポート・ネットワークとして力になると言ってくれました」と振り返る。ソフト・ネットワークはさらに、同年9月に開催されたアートフェア、インディペンデントにガルデールのソロブースを出展した。
キャットは、こうした露出が新たなチャンスにつながったと考えている。たとえば同団体の展示スペースで開催されたディディエ・ウィリアムとの2人展は、その後ラトガーズ大学のジマーリ美術館(ニュージャージー州)に巡回することになった。また、2024年にテキサス州のフォートワース近代美術館で開かれたカリブ海諸国とアフリカン・ディアスポラのシュルレアリストに焦点を当てた展覧会「Surrealism and Us(シュルレアリスムと私たち)」でも、父親の作品が取り上げられている。
この展覧会のキュレーターであるマリア・エレーナ・オルティスは、ガルデールの作品について知ってはいたが、実際に作品を見るのはインディペンデントのフェアが初めてだったという。スペンゲマンとウォーシュが彼の作品を紹介していなければ、「こうしたつながりは生まれなかったと思います」とキャットは語る。そして現在、ニューヨークのクーパー・ユニオン大学でポール・ガルデールの回顧展が開催されている。
2023年春、ソフト・ネットワークの現在の展示スペースで2回目の展覧会が開かれ、彫刻家でパフォーマンス・アーティストとしても活動していた故スコット・バートンのパブリックアート作品《Atrium Furnishment(ロビーのための設え)》(1986)が、現役アーティストの作品とともに展示された。
この作品は、もともとニューヨークに拠点を置く生命保険会社、エクイタブル・ライフ・インシュアランス・カンパニー(現エクイタブルHD)の旧社屋ロビーに設置されていたものだ。大理石と真鍮、オニキス、植物を組み合わせ、ベンチとしても利用できるこの作品は、エクイタブルが2016年に7番街の旧社屋から移転した際に撤去されて倉庫に保管されたままになっており、このとき久しぶりに人目に触れることになった。作品の展示許可を与えたエクイタブル・アート・コレクションのキュレーター、ジェレミー・ジョンストンは、ダーリング・グリーンという共同キュレーション組織を運営しており、ソフト・ネットワークとともにこの展覧会のコンセプトと展示プランを企画した。
(生前有名で作品もよく売れていた)バートンは、美術館とのつながりがあるため、一見すると死後にその業績が埋もれてしまうことはなさそうに思える。実際彼は、1989年にエイズで死去する前に書いた遺言で、将来的に遺作の権利をニューヨーク近代美術館(MoMA)に譲渡するとしており、MoMAもそれに同意していた。1998年に彼のパートナーだったジョナサン・アーリッツが死去すると、バートンの全作品とアーカイブ、著作権をMoMAが引き受けた。
しかし、スペンゲマンによると、MoMAでは「これを管理するための担当者もおらず、体制も整えられていなかった」。ニューヨーク・タイムズ紙に最近掲載されたジュリア・ハルプリンの記事でも、膨大なリソースを持つ文化領域の有力組織であるにもかかわらず、MoMAが遺贈された作品を適切に管理できなかった理由が掘り下げられている。
ソフト・ネットワークとダーリング・グリーンが手がけた2023年の展覧会のほかにも、バートンの作品に再び光を当てようとする動きがある。2022年には美術史家のデイヴィッド・ゲッツィがバートンについての本を出版し、セントルイスのピューリッツァー芸術財団では現在、バートンにとって約40年ぶりとなる回顧展が開かれている。
ソフト・ネットワークは個人からの寄付や助成金のほか、スライド制のコンサルタント料を財源とする非営利団体で、現在スペンゲマンとウォーシュは非課税適格法人の認定を得ようとしている。一方、ソフト・ネットワークと同規模の組織で、画家のジャック・トゥワーコフやジャニス・ビアラの遺産管理団体のコンサルティングを行っているアーティスト・エステート・スタジオは合同会社だ。共同設立者であるジェイソン・アンドリューによると、同社はクライアントからの手数料で運営されているという。
ベビーブーム世代にニーズが高まる遺産管理のノウハウ
ここまで紹介してきた取り組みは、この新分野では比較的小規模なものだ。もう少し名の知れたアーティストの遺産管理団体は、シュワルツマン&のような大手のサービスを利用していることが多い。シュワルツマン&は、2020年にアラン・シュワルツマンが創設したアドバイザリー会社で、個人コレクターだけでなくアーティストや展示施設にもサービスを提供している。そのシュワルツマンは、同社設立の背景をこう説明する。
「アートの各領域で、短期的な利益にますます重きが置かれるようになっていると感じていました。私はアドバイザーとしてその逆を行こうと決め、エコシステムの中で支援を必要としていると思われる部分に注力しようと考えたのです」
作品の価値を高めるこうした仕事は通常ギャラリーの領分だが、シュワルツマン&のようなアドバイザリー会社は、ギャラリーと異なり販売を行わない。そのため、アーティストの遺産管理団体は、シュワルツマン&のようなコンサルティング会社のサービスを受けていたとしても、作品を流通させるためにはギャラリーの力を借りる必要がある。
遺産管理団体のコンサルティングや、作家の業績を未来につないでいくためのプランニングは、シュワルツマン&が提供するサービスの中でも成長著しい分野だ。同社は現在ジミー・ダーハムやロバート・ラウシェンバーグなど7人のアーティストの遺産管理団体に助言を行っている。そのほかにも「数人の年配アーティストから依頼を受け、将来に向けた遺産の管理計画を練っている」とシュワルツマンは述べつつ、どのアーティストかについては明言を避けた。
1977年までニュー・ミュージアムのキュレーターとして勤務した後、アドバイザーとして成功を収めたシュワルツマンは、レガシーワークについて何十年も考え続けてきたという。ちなみに、彼がエイミー・カペラッツォと共同経営していた会社は2016年にサザビーズに5000万ドル(直近の為替レートで約78億円、以下同)で買収されている。シュワルツマンは遺産管理の現状をこう明かした。
「戦後のベビーブームでアーティストの数が劇的に増加しました。現在その世代のアーティストたちは一般に定年とされる年齢を過ぎていますが、死後に作品をどう管理し、後世にそれをどう残していくかについて真剣に計画している人は、いたとしてもごくわずかです」
ジョアン・ミッチェル財団のアーティスト・プログラム(*1)を率いるソラナ・チェトマンも、遺産管理プランニングで支援を必要とする高齢アーティストが増えているのは確かだと同意する。メール取材に応じた彼女は、2007年に始まった同財団のプログラム「CALL(Creating a Living Legacy〈生き続けるレガシーの創造〉)」について説明してくれた。それによると、この取り組みは、アーティストが生前から自身の遺産管理団体の運営方針を決めるのを支援する助成金プログラムとして立ち上げられたという。
*1 アーティストを支援したいというミッチェルの意思を引き継ぎ、ジョアン・ミッチェル財団は助成金やアーティスト・イン・レジデンス、レガシー・プランニングなどのプログラムを提供している。
「CALLを始めてすぐに分かったのは、アーティストたちが遺産管理の準備を進める術を持っていないということでした。そこで私たちは、『レガシー・スペシャリスト』の育成を始めました。アーティストと一緒にスタジオを整理し、作品の記録や目録作成を手助けし、彼らの人生と活動の軌跡を人々に伝えるためのストーリーを共に練り上げるスペシャリストです」
こう説明するチェトマンは、こうしたノウハウへの需要が高まっていると感じている。そのニーズに応えるため、ジョアン・ミッチェル財団はレガシー・スペシャリストたちの知見をまとめた無料の「CALLワークブック」シリーズを編集・出版。このシリーズは、AFELLのメンバーの間でも、慣れない仕事に取りかかるための入門資料として活用されている。
物故作家の獲得に動き始めたメガギャラリー
法律の専門家を雇い、適切な方法で遺産管理計画を立てているアーティストもいるが、そうした周到な作家でさえ、存命中に広い意味でレガシーについて考えていることは稀だというのがシュワルツマンの見解だ。「大抵の人は、自分がこの世にいなくなったときのことを考えたいとは思わないものです」と彼が言うように、完璧な計画を立てるのは困難だ。シュワルツマン&のアドバイザリー案件も、多くは顧客のアーティストが市場や美術批評の中でいかに生き続けられるかを軸に据えている。
シュワルツマンの顧客であるラウシェンバーグ財団は、2022年にグラッドストーン・ギャラリーとともに1970年代以来展示されることがなかった作品群の展覧会を実施した。展示された作品は、砂や木、自転車の車輪などの素材を用いて作られたアッサンブラージュで、1950年代における代表的な「コンバイン」作品や、60年代の「シルクスクリーン・ペインティング」とは一線を画している。この点についてシュワルツマンはこう強調する。
「ロバート・ラウシェンバーグに関しては、市場によって強められたある種の思い込みがあると思いますが、それは正確な見方ではありません。その1つが、シルクスクリーン・ペインティングの後、彼は革新的な作品を作っていないというものです。私たちはそうした見方を覆すため、絵のない作品群を提示しました」
2022年にグラッドストーン・ギャラリーと正式契約する前、ラウシェンバーグ財団は、ガゴシアン、ペース、タデウス・ロパックなどの大手ギャラリーと長年にわたって仕事をしてきた。その点でラウシェンバーグ財団は異例な存在だと言える。一方、知名度で劣る作家の遺産管理団体は、これまでギャラリーの支援なしで活動を続けなければならなかったが、ここ数年で状況は変わってきている。
近年メガギャラリーは、ますます多くの物故作家を扱うようになった。たとえば、現在ハウザー&ワースは、ゾフィー・トイバー=アルプ、キャシー・ジョゼフォウィッツ、エド・クラークを含む38人のアーティストの遺産管理団体と契約している。この中には生前からの所属作家もいるが、ハウザー&ワースほどのネットワークと資金力のあるギャラリーに所属していた作家は少ない。また、競合大手も遺産管理団体との契約により力を入れている。ペースは昨年、高松次郎作品の取り扱いを始め、デイヴィッド・ツヴィルナーはロバート・ライマンが死去した2年後の2021年に、ペースと契約していた彼の遺産管理団体を自社に移籍させた。
こうした動きから分かるのは、大手ギャラリーが埋もれていた作家の「再発見」に熱心だということだ。デイヴィッド・ツヴィルナーがアリス・ニールの作品を扱い始めた2008年当時、彼女の作品の市場はそれほど大きくはなかった。しかし、2021年にメトロポリタン美術館で開かれた回顧展で彼女の肖像画作品が展示されると、市場での人気が急上昇。その年の彼女のオークション記録は300万ドル(約4億7000万円)に達した。
一方で、ニューヨークのギャラリー、ゴードン・ロビショーの共同経営者であるディーラーのサム・ゴードンは、「お金を稼ぐだけならもっと簡単な方法がある」と言う。しかし、過小評価されてきたアーティストの作品が高額で取引されることは多くない。ゴードンのように物故作家を扱うディーラーが力を入れているのは、これらのアーティストの作品が美術館に収蔵されるよう働きかけ、作品に触れるオーディエンスを増やすことだ。
ゴードン・ロビショーは複数の物故アーティストの作品を扱っているが、それはビジネス上の判断というよりも、人間関係や個人的な関心の結果だという。同ギャラリーは、長年親交のあったマックス・ウォーシュなどの友人を通じて、ローズマリー・メイヤーの遺作を引き受けた。ゴードンの言葉によると、「優れたギャラリーならどこでもそうするように、さまざまな状況をふまえて判断した」のだ。
美術館でメイヤーの展覧会が成功を収めると、同ギャラリーとメイヤーの遺産管理団体は共同で営業活動を展開し、最終的にはMoMAを含む複数の美術館のコレクションに作品が収蔵されることになった。
ゴードン・ロビショーは、ジェニ・クレイン財団とも契約している。同財団は、2021年に新型コロナウイルスの合併症により30歳で夭折したキュレーターでアーティストのジェニ・クレインの遺産管理を行なっている。2018年にゴードン・ロビショーで初めて作品を展示したクレインは、その後すぐに同ギャラリーの所属作家になった。若くして突然この世を去った彼女の彫刻の多くは複数の構成要素をつなげたもので、彼女が遺した指示書をもとにギャラリーと財団が組み立て、展示している。
クレインが残した作品を同世代の作家と一緒に展示することは意義のあることだが、そこには難しさもある。若いアーティストたちは作品の見せ方に強いこだわりを持っている。そうした中で、クレインの意向をどう展示に反映させるかが課題となるからだ。
現役の作家たちへ創造的刺激を与えるために
作品が売れたり、美術館に収蔵されたり、展覧会が開催されたり、研究が進んだりすることは全て、レガシーワークに取り組む遺産管理団体や財団、ディーラー、アドバイザーにとっての目に見える成果となる。だがソフト・ネットワークは、より抽象的な目標も掲げている。それは、自分たちがサポートしている団体が管理する作品を通じて、今活動しているアーティストたちにインスピレーションを与えることだ。
たとえば、スコット・バートンの彫刻《Atrium Furnishment》は、現在スカルプチャー・センターで展示されているアルヴァロ・アルバーノのインスタレーションの核として、再び注目を集めている。アルバーノは地元ベルリンでのパーティでソフト・ネットワークのマリー・ウォーシュと出会い、彼女からバートンのインスタレーションが解体された経緯と現状について話を聞いたという。メール取材に応じたアルバーノはこう述懐する。
「駆け出しのアーティストとしてニューヨークに住んでいた頃、建築とデザインとアートをつなぐ接点になり得るものに関心を持っていました」
ニューヨークに点在するバートンのパブリックアートに親しんでいた彼は、彫刻によって構築されたこの空間と、長年ゲイコミュニティに発展場として利用されてきたセントラルパークの散策路「ザ・ランブル」に類似点を見出した。静かな森のようなこの場所は、彼らにとって世間の目を逃れるためのある種の避難場所でもある。アルバーノは《Atrium Furnishment》の入念な構成をこう見ている。
「当初は、この作品が非常に厳格かつフォーマルな印象を与えるところに惹かれました。しかし、もともと企業のロビーに設置されていたこの作品は、仕事から逃れて一息ついたりおしゃべりしたりできる場を人々に提供していたのです」
アルバーノはスカルプチャー・センターの工場のような広大なスペースに、明るさが変化するようプログラムされた照明を取り付けた吊り天井を設置。その天井の下に大理石とオニキスでできたバートンの彫刻のパーツを独自の配置で並べ、作品を再構築した。さらに、セントラルパークの植物を模した繊細な金属彫刻でそれを覆ったアルバーノは、そこに込められた意図をこう明かす。
「これらの植物は再生と抵抗のシンボルで、《Atrium Furnishment》がいつか恒久的な展示場所と適切な環境を見つけられるようにという願いが込められています」(翻訳:野澤朋代)
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