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  • 2024.05.30

7月開催のTokyo Gendaiがプログラムを発表。女性作家による企画展や、出展作家が教えるキッズワークショップも

今年で2回目となるアートフェアTokyo Gendaiが7月5日から7月7日までパシフィコ横浜で開催される。開幕が迫る中、企画展示やトークプログラムなどの詳細が発表された。

2023年のTokyo Gendaiで入場待ちをする人々。Photo: Artnews/Maximiliano Duron

シンガポールのアートSGや台湾の台北當代を手掛けるアート・アセンブリーが昨年、日本で初開催し、約2万1000人が訪れた国際アートフェア、Tokyo Gendai。第2回となる今年は、7月5日から7月7日まで昨年同様、パシフィコ横浜で開催される(VIPプレビューは7月4日)。

参加ギャラリーは昨年とほぼ同数の計73軒で、そのうち50%強が日本国内に拠点を持つ。国際的に知名度の高い参加ギャラリーは、アルミン・レッシュ、ブラムペロタン、Sadie Coles HQなど。そして、今年9月に麻布台ヒルズに日本の拠点をグランドオープンさせるペース・ギャラリーが初参加する。

フェアは、メイン展示以外の企画展ブースも見逃せない。昨年好評を得た今日の社会課題に焦点を当てた展示プログラム「Tsu bomi ‘Flower Bud’」がカムバックし、表現と多様性を巡る考え方に挑むアートプロジェクトを展開する国際的コレクティブ、SPECTRUMが「ALL THINGS ARE DELICATELY INTERNECTED(すべては繊細なつながりを持っている)」と題した展示を行う。キュレーターは、SPECTRUMの共同設立者である天田万里奈と、韓国国立近現代美術館のキュレーター、イ・スンジョン、田島美加、ミヤ・アンドウ、ニューヨークのグッゲンハイム美術館でインスタレーションを展示中のジェニー・ホルツァー、そしてサリーナ・サタポンという、文明と自然界の関係について考察するアイデンティティの異なる4人の女性アーティストをフィーチャーする。

また、現代アートの新たなテーマにスポットを当て、4つの大規模なインスタレーションを展開する「Sato ‘Meadow’」が新設される。田村友一郎がエドゥアール・マネ《草上の昼食》をオマージュし、バンダナを巻いた3人のカウボーイが巨大な緑のバンダナの上に座るパフォーマンス《The Cowboy on the Grass》を披露するほか、鬼頭健吾が映像作家とコラボレーションした新作インスタレーション《LINES》を展示する。

さらに、出展アーティストからアートを学び、作品制作の楽しさを体感しながら独創性を育む子ども向けのワークショップ「IntoArt」も初開催。今回は名和晃平とキュレーターの丹原健翔が監督を務め、出展アーティストがナビゲーターとなる。

そのほか、ペース・ギャラリーCEOのマーク・グリムシャーと、現在、麻布台ヒルズギャラリーで回顧展が開催中のアレクサンダー・カルダー財団理事長のサンディ・ロウワー、森美術館館長の片岡真実、タグチ・アートコレクション共同代表の田口美和、弘前れんが倉庫美術館館長の木村絵理子らが、今日のアート界の主要トレンド、トピック、動向について8つのディスカッションを行う。

7月4日には横浜美術館でオープニングパーティが開催されるほか、期間中は天王洲の「TENNOZ ART WEEK 2024」など、サテライトイベントも多数用意されている。(翻訳:編集部)

* 出展者一覧

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