ジャコメッティ美術館がパリに2026年オープン! シュルレアリスム彫刻家の作品を一望
ジャコメッティ財団は、アルベルト・ジャコメッティ美術館を2026年、パリに開館する計画を進めている。
同美術館は、1900年のパリ万国博覧会のために建設され、現在、市によって改修工事が行われているパリ7区の旧アンヴァリッド駅舎と地下の通路を使用。約6,001平方メートルのスペースにジャコメッティの作品数百点を常設展示するほか、学校が併設される予定だ。
美術館では、ジャコメッティの代名詞であるブロンズ彫刻のほかに、ドローイング、絵画、装飾品などが鑑賞出来る。ジャコメッティ財団のディレクターであるカトリーヌ・グルニエは、AFP通信の取材に対して、「展示される作品のほとんどは、現在一般には公開されていません。また、ジャコメッティの精神と結びついた近現代美術の企画展も開催予定です」と明かした。
ジャコメッティは1901年にスイスで生まれ、22年にパリに移住。シュルレアリスム彫刻家の第一人者として名声を博した。現在、パリ14区に再現されている彼のアトリエ「ジャコメッティ・インスティテュート」は、同美術館に移設される予定である。(翻訳:編集部)
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