ウクライナのバンクシー壁画の盗難を主導した人物に12年の懲役刑?
ウクライナでバンクシーの壁画を盗もうとしたとされる人物が、10年以上の懲役刑に処せられる可能性があるとウクライナ当局が発表した。
ウクライナ当局は昨年12月、キーウ郊外のホストーメリで、一部損壊した家屋の正面に描かれたガスマスクをつけた女性の壁画を、数人の窃盗団が盗もうとしたと報告した。ホストーメリは、ウクライナ侵攻直後、ロシア軍によって砲撃された地域だ。
この作品は、2022年にバンクシーが自身のソーシャルメディア上で発表し、公になった。
ウクライナ当局は、家屋の壁から壁画部分を切り取る行為に加担したとされる人々の名前を明らかにしておらず、この事件の詳細は曖昧なままだ。CNNによると、容疑者らはキーウとチェルカースィの出身だという。
キーウ州のオレクシー・クレバ知事は12月、メッセージアプリのテレグラムへの投稿で、「作品は良好な状態」であり、「数人が現行犯逮捕された」と発表している。
ウクライナ当局は先週声明を発表し、「地元の人々、警察、その他の治安部隊の警戒のおかげで」容疑者は逮捕されたと述べている。
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