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セリーヌが大阪に初の路面店をオープン。現代アートでも世界観を表現

5月25日にオープンする「セリーヌ 御堂筋」は、大阪・御堂筋に関西エリア最大となる路面店だ。店内は同ブランドのアーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターがキュレーションした現代アーティストの作品で彩られるほか、限定商品にはDASH SNOWとのコラボアイテムもラインナップされている。

Photo: CELINE

セリーヌが2024年5月25日(土)、関西エリア最大となる路面店「セリーヌ 御堂筋」をオープンする。4フロアからなるこの旗艦店は、国内最大となるダイナミックなファサードが特徴。店内はアーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターのエディ・スリマンによる建築デザインコンセプトが取り入れられ、彼がキュレーションした作品やファーニチャーが並ぶという。

パリのルーブル学院で美術史を学び、自身の作品集『Berlin』(Steidl)を出版するなど写真家としても独自の表現を発信してきたスリマン。2019年からは「セリーヌ アートプロジェクト」として、訪れた人がアップ&カミングなアーティストや作品と出合える場所としての旗艦店のあり方を考えている。

2023年末には「セリーヌ ウィンドウアートプロジェクト」として、東京・青山を含む世界14の旗艦店のショーウィンドウにアメリカ人アーティストのバンクス・ヴィオレットの作品が登場。これまで世界各国の店舗で展示されてきた作品は、約200にのぼる。

そんなセリーヌ アートプロジェクトの一環として、セリーヌ 御堂筋にもスリマンがキュレーションしたアート作品が展示される予定。アーティストには、アスガー・ダイバッド・ラーセンやヴィヴィアン・スーター、アナベス・マークス、キム・ユン・シン、菅木志雄、ライアン・プレシアドが名を連ねている。

アナベス・マークス〈IRON RICH EDGE〉(2023)。キャンバスにアクリル絵の具。Photo: CELINE
アスガー・ダイバッド・ラーセン〈UNTITLED〉(2023)。 キャンバスにミクストメディア。Photo: CELINE
菅木志雄〈ACCUMULATED TOPOGRAPHY, INTENSITY OF PERIPHERY〉(2009)。木材、木枝、糊。Photo: CELINE
ライアン・プレシアド〈HANDLE TOTEM〉(2023)。アルダー、流木。Photo: CELINE
ヴィヴィアン・スーター〈UNTITLED〉(N.D.)。キャンバスにミクストメディア。Photo: CELINE

またオープンを記念し、ライアン・マッギンレーやダン・コーレンとともにニューヨークを拠点に活動し、2009年に27歳の若さで亡くなったマルチメディアアーティスト、DASH SNOWの作品をフィーチャーしたボンバージャケットも限定販売されるという。

Photo: CELINE