ポンペイ遺跡で観光客が石を持ち出し、加重窃盗容疑。約26万の罰金の可能性
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ポンペイ考古学公園の夜間ツアーに参加したスコットランド人男性が石5個とレンガ1個を盗んだとして、イタリア当局に通報・告発された。

8月14日、ポンペイ考古学公園は、遺跡から石5個とレンガ1個を盗んだ観光客が加重窃盗の容疑でイタリア当局に通報・告発されたと発表した。
インディペンデントが報じたところによると、通報されたのは夜間ツアーに参加した51歳のスコットランド人男性。ツアー中に男性が道路の石を拾ってリュックサックに詰めているのをツアーガイドが見つけ、イタリアの警察であるカラビニエリに通報。カラビニエリは遺跡外のヴィラ・デイ・ミステリ駅近くで男性の身柄を拘束したという。
男性のリュックを調べると、道路の舗装に使われている石5個とレンガの破片1個が見つかった。男性は、石は岩石収集が趣味の息子に渡すつもりで拾い、遺物を持ち帰ることが禁止されているとは知らなかったと弁明。盗まれた遺物は考古学公園に返却された。
考古学公園の規則では、遺跡の遺産を保護するため、いかなる物品や破片の持ち出しを禁じている。男性は加重窃盗罪で告発されており、もし起訴されて有罪となれば最大6年の懲役と1500ユーロ(約26万円)の罰金が科される可能性がある。




ポンペイ考古学公園のガブリエル・ズヒトリーゲル園長はこの一件をSNSで報告し、「我々の遺産を守るための取り組みに対し、注意深く男性の動きを観察したツアーガイド、私たちの優秀な管理人と警備スタッフ、そしてカラビニエリに感謝と賛辞を送ります」と称えた。
一方で、ポンペイの遺物が「呪われている」と主張する人もいる。2020年にガーディアンが報じたところによれば、カナダ在住のニコールと名乗る女性は、2005年に考古学公園で盗んだアンフォラの一部と陶器片をポンペイの旅行代理店に返却。それらに添えられた手紙の中で、彼女は、当時はまだ20代で「誰も持っていない歴史の片鱗」を手に入れたいという出来心で盗んだが、帰国後、2度に渡って手術を伴う大病を患ったほか、一家で経済的な困難に直面するなど、不運が立て続けに起きたと主張。それらの不幸はポンペイ遺跡の呪いであるとして、「この呪いを家族や子どもたちに引き継がないために」返却に至ったと明かした。
ポンペイの遺物の盗難は過去に何度も起きており、2015年には、1958年に遺跡から盗まれたレンガがeBayに出品されているのが発覚。地元メディアのコリエーレ・デッラ・セーラ紙によると、今回の盗難を受けて、カラビニエリ司令官のアレッサンドロ・ダウリアは、今後、考古学公園の警備・管理体制を強化するという。

画像解析技術でポンペイの「未記録の落書き」79点を新発見──愛の告白や戦闘シーンも|高度な画像技術を用いたフランスとカナダの研究チームの調査により、ポンペイの壁から79点の落書きが新たに発見された。グラディエーターの戦闘場面や愛の告白が、2000年前の人々の暮らしをいまに伝えている。【続きを読む】
Photo: Facebook/@Pompeii - Parco Archeologico

新たに確認された落書きの中でも特に注目されているポンペイの回廊から読み取られたグラディエーターの図像。Photo: Facebook/@Pompeii - Parco Archeologico

ポンペイ「青の間」顔料代は、ローマ兵年収の最大9割!? 最新調査結果が発表|2024年にポンペイで発見された「青の間」の最新調査により、壁を覆う顔料の使用量と価値が明らかになった。その費用はローマ兵の年収の最大約9割に相当するとされ、当時の富裕層による豪奢な装飾の実態が浮かび上がった。【続きを読む】
Photo: Facebook/Archaeological Park of Pompeii

ポンペイ考古学公園で2024年に発見された「青の間」。Photo: Facebook/Archaeological Park of Pompeii
ポンペイ犠牲者の最後の瞬間をAIが可視化──すり鉢を手に逃げる男性の映像など、公開も視野に|79年のヴェスヴィオ山噴火により火山灰に埋もれた古代都市ポンペイ。2024年の発掘調査で出土した男性の遺骨や遺留品などのデータをもとに、AI技術を用いて犠牲者の行動や最期の状況を映像として可視化する試みが進んでいる。【続きを読む】Photo: Pompeii Archological Park.

2024年の発掘調査でみつかった遺骨。頭部には大きなすり鉢がある。Photo: Instagram/pompeii_parco_archeologico

遺骨とともに見つかったオイルランプ。Photo: Instagram/pompeii_parco_archeologico

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「ヘレとフリクソスの家」の食堂。Photo: Facebook/Pompeii Archaeological Park

「ヘレとフリクソスの家」の食堂。Photo: Facebook/Pompeii Archaeological Park

「ヘレとフリクソスの家」の室内。Photo: Facebook/Pompeii Archaeological Park

「ヘレとフリクソスの家」の寝室で見つかった木製ベッドの石膏型。Photo: Facebook/Pompeii Archaeological Park

CTスキャンでポンペイ「逃亡者の庭」の犠牲者の職業が判明──携えていたのは「医療箱」|西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火の惨状を今に伝えるポンペイの遺跡「逃亡者の庭」。そこに残された14人の犠牲者のうち、うずくまった男性の職業が最新研究によって明らかになった。【続きを読む】Photo: Ivan Romano/Getty Images

「逃亡者の庭」の石膏像から発見された遺物。Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico

ポンペイにある「逃亡者の庭」のガラスケースに収められた犠牲者の石膏像。Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico

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ポッパエアの別荘で発見された孔雀のフレスコ画(部分)。Courtesy of the Archaeological Park of Pompeii
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ポンペイ遺跡にある古代ローマの円形劇場。KONTROLAB/LightRocket via Getty
噴火後も300年間人々が暮らしていた? ポンペイで通説を覆す新発見|ポンペイは、西暦79年8月25日のヴェスヴィオ山の噴火により灰に埋もれ、18世紀に再発見されるまで、人々が住むことはなかったとされてきた。だがポンペイ考古学公園が行った最新の発掘調査により、生き残った人たちが5世紀まで生活していたことが分かった。【続きを読む】
Photo: Getty images
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Photo: University of Valencia
スペイン・バレンシア大学の研究チームによるポンペイ犠牲者の調査風景。Photo: University of Valencia
ポンペイに12メートルの塔があった!? 最新デジタル調査で「失われた街」の真実の姿が明らかに|ポンペイ考古学公園は、新たなデジタル研究によって、有名な邸宅「Casa del Tiaso(ティアソスの家)」が12メートルにおよぶ塔を備えた多層建築物であった可能性が高いことが分かったと発表した。【続きを読む】
ティアソスの家の3Dデジタルモデル。Photo: Courtesy Pompeii Reset

ティアソスの家の3Dデジタルモデル。Photo: Facebook/Parco Archeologico

ティアソスの家のデジタル復元図。Photo: Facebook/Parco Archeologico
ポンペイの食堂跡からエジプト由来の陶器を発見。古代の文化交流を明かす重要な手がかりに|ポンペイの食堂跡から、約2000年前に作られた陶器が発見された。エジプト・アレクサンドリアで作られたとされるこの器が庶民が利用する食堂で見つかったことで、当時の文化交流の実態が浮かび上がる。【続きを読む】
Photo: Courtesy Archeological Park of Pompeii

ポンペイで1世紀ぶりに「デュオニソスの秘儀」の絵を発見|古代ローマの都市ポンペイの遺跡で、宴会場として使用されていた部屋の3つの壁面にまたがる巨大なフレスコ画が発見された。「デュオニソスの秘儀」を描いたと考えられ、西暦79年に発生したヴェスヴィオ火山噴火の100年以上前のものと推測されている。【続きを読む】Photo: Courtesy of the Pompeii Archaeological Park

古代ローマ以前の巨大な墓地を北イタリアで発見|イタリアの山岳地帯にあるトレントのサンタ・クローチェで、200基の墓がある大規模な埋葬地が発掘された。発見された副葬品から、埋葬地を造った人々が当時のイタリア半島における他の集団から文化的な影響を受けていたか、交流があったとをみられる。【続きを読む】Photo: Courtesy of the Press Office of the Provincial Council of Trento

炭化した巻物に「愚か」や「生命」などの文字が。AIによる古代文書の開封に進展|X線画像とAI技術を用い、炭化した古代ローマ文書を解読する試みが新たな進展を見せた。ヘルクラネウムの巻物と呼ばれる文書の「バーチャル開封」と判読に取り組んでいるのは、ヴェスヴィオ・チャレンジの参加者だ。【続きを読む】Photo: Courtesy the Vesuvius Challenge
イタリアのナポリ国立図書館が所蔵するヘルクラネウム・パピルス(2019年撮影)。Photo: Antonio Masiello/Getty Images
火山噴火の悲惨さを物語る足跡をポンペイ近くの工事現場で発見|イタリア・カンパニア州でメタンガス用パイプラインの改修工事を行っていた際に、ヴェスヴィオ火山噴火の悲惨さが伺える人の足跡や、古代末期に作られたとされる墓跡が発見された。これらの遺跡は、青銅器時代から古代末期までさかのぼるという。【続きを読む】Photo: Soprintendenza Archeologia Belle Arti e Paesaggio di Salerno e Avellino

ポンペイ最高傑作「アレクサンドロス大王のモザイク画」で新発見!|ポンペイ遺跡の中でも最高傑作と言われる、アレクサンドロス大王のモザイク画。同作の約200万個のタイルはどこから来たのか、新しい研究で明らかになった。【続きを読む】Photo: Wikimedia Commons

アレクサンドロス大王のモザイク画(部分)。Photo: Wikimedia Commons
ポンペイで有力政治家が所有した温浴施設を発見!|ポンペイ当局は豪華な温浴施設跡が発見されたとポ発表した。場所は、富裕層が住んでいた地区であるレギオ9区のノラ街道沿いの住宅で、有力政治家であったアウルス・ルスティウス・ウェルスが所有していた可能性があるという。【続きを読む】Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico

ポンペイ遺跡公園で見つかった浴場跡。Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico

Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico

Photo: Facebook/Pompeii - Parco Archeologico
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