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ARTnews JAPAN is a trademark of Art Media, LLC. © 2022 Art Media, LLC. All rights reserved. Published under license from Art Media, LLC, a subsidiary of Penske Media Corporation.

トーマス・J・プライス《Grounded in the Stars》(2023) Photo: Timothy A. Clary/AFP via Getty Images
SOCIAL GALLERY 2026.06.09
撤去、炎上、破壊、称賛──写真で振り返るパブリックアートを巡るニュース
TEXT BY ARTNEWS JAPAN
公共の場に設置された彫像や壁画は、ときに都市の象徴となり、ときに激しい論争の火種ともなる。ARTnews JAPANがこれまで公開してきたニュースを手がかりに、公共空間とアートの関係を振り返る。

パリ最古の橋が洞窟に。JRが拡張現実や音響を駆使した没入型の巨大アート設営を開始
セーヌ川に架かるパリ最古の橋、ポン・ヌフにゴツゴツした岩山と洞窟が姿を現した。これはフランス人アーティストのJRによる巨大なインスタレーション作品で、6月に期間限定で無料公開され、来場者は内部を歩いて鑑賞できる。

JR《La Caverne du Pont Neuf(ポン・ヌフの洞窟)》(2026) Photo: Éléa Jeanne Schmitter, ©2026 Atelier JR

JR《La Caverne du Pont Neuf(ポン・ヌフの洞窟)》(2026) Photo: Éléa Jeanne Schmitter, ©2026 Atelier JR

《La Caverne du Pont Neuf(ポン・ヌフの洞窟)》(2026)を設営中のJR。Photo: Éléa Jeanne Schmitter, ©2026 Atelier JR

《La Caverne du Pont Neuf(ポン・ヌフの洞窟)》(2026)設営の様子。Photo: Éléa Jeanne Schmitter, ©2026 Atelier JR

1985年に公開されたクリストとクリストとジャンヌ=クロードの《The Pont Neuf Wrapped(包まれたポン・ヌフ)》(1975-85)。Photo: Wolfgang Volz, ©1985 Christo and Jeanne-Claude Foundation

海洋保護を描いた壁画、W杯プロモーションを目的に塗りつぶされる──作者「使い捨て同然」と批判
FIFAワールドカップ2026の開催都市のひとつである米ダラスで、アーティストのロバート・ワイランドによる海洋保護をテーマにした巨大壁画が同大会プロモーション壁画制作のため塗りつぶされた。その後ワイランドは、自身の壁画が描かれていた建物の所有者とFIFAを相手取り、2500万ドル(約40億円)の損害賠償を求める連邦訴訟を起こした。

イギリス田園地帯に佇むヘンリー・ムーアのギャラリーが再オープン──教育機能も拡充
20世紀を代表する彫刻家、ヘンリー・ムーアが40年以上にわたって暮らし、制作の拠点としたのが「ヘンリー・ムーア スタジオズ&ガーデンズ」だ。イギリスののどかな田園風景に囲まれたこの施設で最大の展示ギャラリーが、このほど大規模な改修を経て再オープンする。Photo: Matthew Lloyd/Getty Images (All photography produced with permission of The Henry Moore Foundation/Musee Rodin Paris/The Royal Parks.)

映画『ロッキー』の元祖像、名シーンが撮影された階段頂上へ移設決定。市民の間で賛否
映画『ロッキー』ゆかりの階段下に設置されている主人公像が、階段頂上へ移設されることになった。像の視認性向上を理由に芸術委員会が可決したが、市民の間では意見が割れている。Photo: Bastiaan Slabbers/NurPhoto via Getty Images

トーマス・J・プライス《Grounded in the Stars》(2023) Photo: Timothy A. Clary/AFP via Getty Images

なぜ? ニューヨークのパブリックアートに保守派から非難の声が続出。その背景と作品の意味を考察
ニューヨークのタイムズスクエアに期間限定で展示された黒人女性の彫像が、SNSで大きな反発を呼んでいる。「文明の終焉の予兆」という非難から人種差別的な改変画像まで、この作品への批判は何を意味するのか。パブリックアートが投げかける政治的問いを考察する。Photo: Timothy A. Clary/AFP via Getty Images

クリストとジャンヌ=クロードの「幻のプロジェクト」を一挙紹介。ドイツ初の展覧会が4月に開幕
都市の建造物や自然の風景を布で包む壮大なアートプロジェクトで知られるクリストとジャンヌ=クロードの、「実現しなかった作品」に光を当てた展覧会がドイツで初めて開催される。過去60年間の100点を超える版画やドローイング、コラージュ作品が集結し、不可能を可能にしようと挑んだ2人の闘いの記録が紹介される予定だ。Photo: Archive, ©1992 Christo and Jeanne-Claude Foundation

バーバラ・クルーガーの壁画と「抵抗」の歴史──30年の時を超え、いまも共感を呼び続ける理由
不法移民摘発に対する抗議デモで再注目されたバーバラ・クルーガーの壁画は、これまでも繰り返し権力批判の象徴になってきた。過去にこの作品を巻き込んだ社会問題を振り返り、クルーガーのメッセージがなぜ時代を超えて力を持つのかを考える。Photo: Swen Pförtner/dpa/picture alliance via Getty Images

ロサンゼルス現代美術館(ゲフィン・コンテンポラリー館)の駐車場の壁に常設展示されているバーバラ・クルーガーの《Untitled (Questions)》(1990/2018)。その下には州兵が集まっている(2025年6月初旬に撮影)Photo : Gabrielle Lurie/San Francisco Chronicle via Getty Images

アルゼンチンで行われたフェミニスト運動に対して連帯を示すクルーガーの作品。「私たちなしでは生きられない 権力 喜び 所有権 平等 共感 独立 疑い 信念 女性」とサイロにはそれぞれ書かれている。Photo: David Silverman/Getty Images

アニッシュ・カプーアが超高級コンドミニアムを26億円超で売り出し中。建物入口には自らの彫刻作品
鏡面仕上げのパラボラ型の彫刻や巨大なパブリックアートで知られるアニッシュ・カプーアが、ニューヨークの超高級コンドミニアムを26億円超で売りに出していることが分かった。Photo: Michael M. Santiago/Getty Images

挑発的な人魚像、撤去へ。胸の大きさ巡りデンマークで賛否沸騰
デンマーク政府は、コペンハーゲンのドラガー要塞に設置されている巨大な人魚像に対し「性的すぎる」との批判が相次いだことを受け、撤去を決めた。Photo: X/@goodlobster1

公園のキング牧師像に住民から批判相次ぐ。アーティストは「力強さや親しみを表現」と説明
7月12日にアメリカ・フロリダ州の公園で除幕された、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1929-1968)のブロンズ彫刻が「似ていない」と批判が相次いでいる。Photo: Courtesy Oasis Engineering LLC

クレス・オルデンバーグの「世界最大のガーデニングスコップ」彫刻を米大手メディアが売却
日本でも東京ビッグサイトの巨大ノコギリ彫刻などでおなじみのクレス・オルデンバーグ。彼と妻のコーシャ・ヴァン・ブリュッゲンが手がけ、アメリカ・アイオワ州デモインのランドマークとして知られる巨大なスコップ彫刻の売却が発表された。Photo: Robert Cross/Chicago Tribune/Tribune News Service via Getty Images

ロボコップ像がデトロイトに出現! 市長の反対から15年の紆余曲折を経てついにお披露目
1988年公開の映画『ロボコップ』の主人公像が、舞台となったデトロイトに設置された。クラウドファンディングによって実現した設置プロジェクトは、市長の反対や設置場所の変更など、構想から完成まで15年の歳月を要した。Photo: William Hughes

データが示す「路面アートの事故抑止効果」に反し、フロリダ州は一斉撤去へ
フロリダ州が装飾された100カ所の横断歩道や路面アートを9月4日までに撤去する方針を発表した。銃乱射事件の現場となったゲイクラブの近くに作られた犠牲者を追悼するレインボーの横断歩道はすでに撤去され、市民や自治体からは非難の声が上がっている。Photo: Ronaldo Silva/NurPhoto via Getty Images

NY地下鉄で斬新なアート実験! アーティストが構内放送をハック、その狙いは?
ニューヨークの地下鉄では現在、史上初となるアーティストによる「構内放送ハック」が展開されている。ニューヨーク同時多発テロ事件後に定着した放送に着想を得て制作されたオーディオ作品は、人々に何を問いかけているのか。Photo: Screenshot via Vimeo/Creative Time

NYのターミナル駅が巨大パブリックアートに! 人間性を讃える壮大な試み《Dear New York》をレポート
ニューヨークの中心、グランド・セントラル駅がいま、巨大パブリックアートとなっている。写真家ブランドン・スタントン率いる「Humans of New York」によるインスタレーション《Dear New York》は、大勢の人々が日々行き交う駅という舞台を「人間らしさへの讃歌」として再構築する壮大な試みだ。Photo : John Lamparski/Getty Images

 グランド・セントラル駅の壁面に映し出されたプロジェクション。Photo: John Lamparski/Getty Images

グランド・セントラルの地下鉄駅にも展示空間が広がる。Photo: Taurat Hossain

巨大ギャラリーと化した駅構内で展示作品を鑑賞する観客たち。Photo: John Lamparski/Getty Images

  • CULTURE / NEWS2023.11.21
    麻布台ヒルズのアートな見どころを一気にレビュー! 五感を刺激するオラファー・エリアソン展、パブリックアート・ハンティング etc.
  • CULTURE / NEWS2024.06.21
    2024年秋「TODA BUILDING」がグランドオープン! アート施設が充実の「芸術文化エリア」も