安藤忠雄、坂茂、SANAA、ガウディetc. 美術館から住宅まで、世界的建築家が手がけた名建築
普段一般が立ち入ることが出来ない東京都内の近現代建築が特別公開される東京建築祭2025が5月17日から25日まで開催される。これに合わせて、日本が誇る建築家から世界の巨匠までが手がけた美術館や住宅など、多彩な名建築をまとめて紹介する。

安藤忠雄が手がけた美術館18選──アートの島を世界に広めた革新と挑戦の建築家

世界的建築家として幅広い活躍を続ける安藤忠雄は、個人住宅から公共建築、大規模商業施設まで数々の建物を設計してきた。中でも直島の美術館群は、アートファンなら何度も訪れたい場所だろう。それぞれの土地の景観を生かしつつ、アート作品の魅力を十二分に引き出す安藤の美術館建築を、国内外から厳選して紹介しよう。
妹島和世+西沢立衛 / SANAA設計の日本の美術館5選。自然・街・人々をアートとつなげる空間の力

日本のあちこちで芸術祭やアートホテルが人気を集め、それを目的に旅を楽しむアートファンが増えている。そんなアート旅の計画にぜひ組み込みたいのが、各地の特色ある美術館だ。その中から、明るく、クリーンな設計が持ち味の建築家ユニット、SANAAが手がけた5つの現代美術館を紹介する。
「世界で最も美しい美術館」最優秀賞の建築家、坂茂のソーシャルグッドな美術館5選

世界的な建築賞「ベルサイユ賞」2024で、広島県の下瀬美術館が「世界で最も美しい美術館」に選ばれた。瀬戸内海の多島美を表現し、水に浮いて動くギャラリーなどイノベーティブな側面もある下瀬美術館を設計した建築家、坂茂のミュージアム作品5選を紹介しよう。
あらためて知りたい、アントニ・ガウディの生涯と代表作──グエル公園、サグラダ・ファミリアetc.

19世紀のアーツ・アンド・クラフツ運動、イスラムやアジアの建築、カタルーニャの伝統様式などを幅広く取り入れた華やか且つ変幻自在な建築で、20世紀初頭に名を馳せたアントニ・ガウディ(1852-1926)。稀代の巨匠の人生と創作を振り返る。
賛否両論のブルータリズム建築を大解説! いま再注目される理由、ブロイヤーやコルビュジエらの挑戦etc.

近年、再注目されているブルータリズム建築。打ち放しのコンクリートが特徴の建物は、日本でも1950年代から70年代にかけて流行した。このブルータリズムとはどんな運動だったのか、代表的な建築を巡りながらおさらいしよう。
ニューヨークの建築通が、近郊の知られざる名住宅を案内!建物が語るストーリー

有名建築というと、美術館やホテル、競技場など、大規模で公共性の高いものが思い浮かぶかもしれない。しかし、「住吉の長屋」が安藤忠雄の出世作であるように、著名建築家が設計した住宅にも見逃せないものは多い。特に、富裕層が集まるマンハッタン郊外の住宅地には、歴史に名を残す建築家の作品がいくつもある。ニューヨークのギャラリーオーナーであり建築通のミッシェル・アルガスが、とっておきの名建築を案内する。
世界の美術館建築、100年間のベスト25。日本からは3館がランクイン

優れた美術館が備えるべき条件とは何だろう? それは内部に展示されている作品だけではなく、美術品の“入れ物”である美術館の建物も重要だ。多くの建築家が、美術館もアートとして鑑賞の対象になりうると認識しており、所蔵されている傑作と同じくらい建築そのものが広く知られている美術館も少なくない。過去100年間に建てられた美術館のうち、最も重要な25の建築を取り上げる。