2022年ドクメンタ15関連ニュースまとめ 〜反ユダヤ主義を巡る論争から、日本人参加アーティスト栗林隆のインタビューまで

2022年9月25日までドイツ・カッセルで開催中の、5年に1度の芸術祭ドクメンタ。これまでARTnewsJAPANが伝えたドクメンタ15関連のニュースを紹介します。

ドクメンタ13(2012)で入場を待つ人の長い列 Photo Uwe Zucchi/picture-alliance/dpa/AP Images

ドクメンタ15にまたもや反ユダヤ主義疑惑。アルジェリア女性コレクティブの作品に撤去要請

2022年8月9日
5年に1度ドイツのカッセルで開催される国際美術展ドクメンタに、またもや反ユダヤ主義疑惑が浮上した。今年のドクメンタ15では開幕直後に撤去された作品があったが、7月下旬、新たな作品撤去が政治家から要請された。参加アーティストの一部はこれに反発。検閲的思考であるとして、ドクメンタ15の首脳陣に謝罪を求めている。

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ドクメンタ15で起こった騒動を一気におさらい。キーワードは“反ユダヤ主義”

2022年8月3日
ARTnews Japanで何度もお伝えしているように、今年のドクメンタ15では反ユダヤ主義をめぐる論争が次から次へと火を吹いている。ドイツのマスメディアが憶測記事を出したり、政治家が口を挟んできたり、騒動は収まる気配がない。では、そもそも何が発端で、何が問題とされているのだろうか。ここでいったん今までの出来事をまとめてみよう。

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ドクメンタの反ユダヤ主義論争がブラジルに飛び火。ユダヤ系グループが参加取り消しの「噂」を否定

2022年7月27日
ドイツで5年に1度行われる国際美術展ドクメンタ。今年のドクメンタ15は開幕前から反ユダヤ主義論争に揺れ続け、先日は総監督の辞任という事態にまで発展した。そんな中、ドクメンタ15に出展するはずだったサンパウロのユダヤ系アートスペースが参加を取り消されたとドイツの有力紙が報じたことに対し、当のアートスペースが反論。記事に書かれたことは噂にすぎないと否定している。

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ドクメンタ総監督が退任、反ユダヤ主義論争とドイツ政治的圧力に屈す 

2022年7月19日
5年に1度、ドイツのカッセルで開催されている国際美術展ドクメンタでは、反ユダヤ主義疑惑への対応について批判が拡大する中、総監督を務めるザビーネ・ショルマンが辞任した。

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ドクメンタの「反ユダヤ主義的」作品撤去の騒動に、政治家が動き出す

2022年7月7日
ドイツのカッセルで開催されている国際的芸術祭、ドクメンタ15で、反ユダヤ的と批判された画像が含まれる作品が撤去された。この騒動をきっかけに、ドイツの政治家たちの間でドクメンタに対する管理強化を求める声が高まっている。

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改めて知りたいドクメンタ。第1回目はいつ? 見に行く価値はあるの? 13の素朴な疑問に答えます

2022年6月29日
6月18日、世界最大級の芸術祭、ドクメンタが始まった。ドクメンタとは一体何なのか? なぜアート界はこれほどまでにこのイベントに注目するのだろうか? アーティストやキュレーター、ディーラー、評論家などのアート関係者に大きな影響力を持つと言われるドクメンタが巻き起こしてきた論争や、それにまつわる出来事を紹介しよう。

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つくる手つなぐ手:第1回 栗林隆「僕は完全に『蚊帳の外』のアーティストなんです」

2022年6月28日
アーティストが次のアーティストを指名し、その「手」でバトンをつないでいく、リレー形式のインタビュー企画。第1回目は、5年毎にドイツ・カッセルで開催される国際美術展「ドクメンタ」(6月18日~9月25日)に参加するアーティスト栗林隆さん。ドイツ行きを5日後に控えた栗林さんに話を聞いた。

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ドクメンタ15が反ユダヤ問題で批判を受けた展示作品を覆い隠す。止まらない“表現の自由”をめぐる騒動 

2022年6月24日
ドイツのカッセルで5年に1度開催される世界的な美術展、ドクメンタ15が2022年6月18日に始まった。これまでも民族主義をめぐる論争や事件に見舞われていたが、オープニング直後には、反ユダヤ的と批判された作品を覆い隠すという異例の措置が取られている。

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人種・民族問題に翻弄されるドクメンタ15。会場に脅迫的な落書きが見つかる

2022年6月9日
5年に一度、ドイツのカッセルで開かれる国際美術展「ドクメンタ」。今年15回目の開催を迎え、6月18日に開幕を控えている。だが先週、展示スペースがスペインの極右勢力(オルトライト)を暗示する言葉で落書きされる事件が発生。「パレスチナにおける資金調達とそれが生み出す文化について再考する」アーティスト集団、クエスチョン・オブ・ファンディングの作品が展示される予定だった場所だという。

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ドクメンタ15の参加アーティストリスト。日本からは栗林隆とCINEMA CARAVANが予定

2022年6月2日
ドイツのカッセルで5年に1度開催される世界的な芸術祭「ドクメンタ」。2022年6月18日から開催される第15回の参加アーティストが発表された(~9月25日)。芸術監督を務めるインドネシアのアート・コレクティブ、ルアンルパが、集合的な力をコンセプトにドクメンタ15のキュレーションを行う。

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国際美術展「ドクメンタ」が反ユダヤ主義やボイコットへの関与を否定 

2022年2月15日
開幕まで数カ月となった国際美術展、ドクメンタ15が、イスラエル企業・製品のボイコットを求めるBDS運動(「ボイコット、投資の引き揚げ、制裁」運動)に関与しているとの非難を受けている。

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