2023年はアートな海外旅行へ! M+、李禹煥美術館ほか、世界の新アートスポット&展覧会10選
22年にお伝えしたニュースの中から、新規オープンした美術館・ギャラリーや、23年に開催される注目の展覧会情報をお伝えする。大きな話題となった香港のM+(エムプラス)や南仏の李禹煥美術館など、いずれも個性豊かなものばかり。23年に海外旅行を計画中の方のご参考にも!

1. 香港のM+は、テート・モダンやポンピドゥー・センターを超えるか

2. 2022年夏、ついにオープン! ニューヨーク発の没入型アート専用施設

3. ピカソ没後50周年の2023年、フランスとスペインが記念展を共同開催

4. 李禹煥が南仏アルルに美術館をオープン。16世紀の邸宅を安藤忠雄が改修


US版『ARTnews』の「トップ200コレクター」にもランクインしているオーストリアのアートコレクター、ハイディ・ゴエス=ホルテンが、6月初め、待望のプライベートミュージアム「ハイディ・ホルテン・コレクション」をウィーンにオープンした。
6. 構想約30年。ノルウェーにオープンした博物館には「ムンクの部屋」も

6月11日にリニューアルオープンしたノルウェーの国立美術館。総面積は5万4600平方メートルで、パリのルーブル美術館やサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に次ぐ欧州最大級の規模になった。初年度には100万人の来館者を見込んでいる。
7. スイス・ローザンヌに3つの美術館が集結したアート地区が誕生。プロジェクト資金約2億600万ドルの40%は個人寄付

ローザンヌ駅には9番線までしかない。なのに、「10番線」という言葉が飛び交うのはなぜか?そんなツッコミを入れたくなるのは、プラットフォーム10(10番線)というアート地区があるからだ。3つの美術館が集結して誕生したこの場所は、新しいアートの発信地として注目されている。
8. ソウルで拡大し続けるペース・ギャラリー、さらに洗練された展示空間に

9. フランスにユニークな個人美術館が相次いでオープン。セーヌ川やブドウ畑に囲まれたシャトーでアートを楽しむ

近年、アートコレクターたちは、自分がどんなアート分野を推していて、どんな作品を所有しているかを一般に公開するためのスペースを相次いでオープンさせている。この“個人美術館ブーム“に関しては、フランスも例外ではない。その中から2つの個性的な美術館を紹介しよう。
10. 音のアートで「美術館を生きた有機的な場所に」── MoMAが2023年のプログラムを発表

ニューヨーク近代美術館(MoMA)といえば、戦後美術の巨匠による絵画や彫刻作品が揃うことで知られる。そのMoMAでは来年、最先端を行く現代アーティストたちの「音」に焦点を当てた所蔵作品の数々が体験できる。ライブパフォーマンスを含め、興味深い企画が目白押しだ。