地元漁師、大量のアンフォラが眠る約2000年前の沈没船を発見! 伊文化相「近年最も重要な発見の一つ」

イタリア・シチリア島沖の海底で、古代ローマ時代の沈没船が発見された。第一発見者は地元漁師で、船内には数百点のアンフォラが残されていた。

A photo posted by the Italian Ministry of Culture, showing ancient ceramic vessels discovered on the ocean floor. Courtesy @mic_italia/Italian Ministry of Culture
約2000年前の沈没船から見つかったアンフォラ。Photo: Courtesy of @mic_italia/Italian Ministry of Culture

イタリア軍警察(カラビニエリ)の水中専門部隊が、シチリア島北西沖の海底で、約2000年前の沈没船を発見した。イタリアの文化相アレッサンドロ・ジュリは8月7日、自身のFacebookで、「近年における水中考古学上、最も重要な発見の一つだ」と評価した。

BBCによると沈没船は、地元漁師からの通報を受けて発見に至ったという。船体は全長約21メートル、幅約6メートルで、水深約46メートルの海底に沈んでいた。船内からは、古代ローマ時代にワインやオリーブオイルなどの運搬に用いられたアンフォラ(両手付き壺)が数百点見つかった。

8月8日には、発見者の一人であるイタリアの水中銛漁師でフリーダイバーのジャコモ・デ・モラが、「間違いなく人生で最も信じられない発見だった」と振り返る動画を自身のInstagramに投稿した

デ・モラは友人のイゴール・ビズッリとともに、ソナー技術を用いて海底地形を3Dで可視化する「StructureScan」でマザーラ・デル・ヴァッロ沖の海底を調査していたが、大きな岩だと思っていたものが古代の沈没船だったことが判明したという。船には、保存状態の良い土器が数百点積まれており、2基の錨や鉛製の管も確認された。デ・モラは、「約20世紀ぶりに、あの船を再び目にした最初の人類の一人となった感動は、とても言葉では表せない」と喜びを記している。

カラビニエリはこの沈没船の発見地点を「重要な水中考古学遺跡」に指定すると声明で発表。今後は、イタリア海洋文化財監督局の監督のもと、詳細な記録作成と学術調査が進められる予定だ。(翻訳:編集部)

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