世界最大のメッシ像がW杯に沸く母国アルゼンチンに完成! 制作者は「顔の再現」に腐心

アルゼンチンの中西部、パタゴニアの砂漠地帯にある小さな町で巨大なメッシ像が完成した。FIFAワールドカップ2026で得点記録を塗り替え続けているメッシだが、この彫像も記録破りの大きさでその偉業を称えている。

アルゼンチンのパタゴニア地方に設置された同国のスーパーヒーロー、リオネル・メッシの巨大像。Photo: Facebook/ColombiaOne

開催中のFIFAワールドカップで、同大会の歴代最多得点記録を更新したアルゼンチンサッカー界のスーパーヒーロー、リオネル・メッシを称える巨大な像が、パタゴニアの砂漠地帯の町に出現した。完成した像は高さ約26メートル、重量70トンで、制作費は13万ドル(約2100万円)だという。

ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、この像を手掛けたのはアーティストのアルド・ベロイサで、制作に1年以上を費やした。これまでに恐竜やイエス・キリスト像などを作ってきたベロイサに巨大メッシ像の制作を委託したパタゴニア地方の町、クトラル・コの町長はこう語る。

「これは私たちの『システィーナ礼拝堂』になるでしょう。キリストがどんな姿をしていたか、あるいは最後の晩餐における使徒たちの姿であれば、ある程度は解釈の余地があります。しかし、これに関しては間違いようがありません。メッシはメッシなのですから」

FIFAワールドカップ2026 初戦の対アルジェリア戦でハットトリックを決めたアルゼンチンのリオネル・メッシ。Photo: Michael Steele/Getty Images

彫像作者のベロイサは、いくつもの困難に直面しながらも自らの使命に身を捧げた。ニューヨーク・タイムズはその苦労を次のように伝えている。

「彼は、メッシの髭を吹き飛ばさんばかりの容赦ないパタゴニアの強風や、かつてメッシの腕を骨折させた地球の重力に立ち向かい、さらには自らの首の骨を折りかねない危険を冒してまで、自国サッカー界のレジェンドにこの上ない賛辞を捧げた」

ベロイサはまた、世界中の誰もが知るメッシの顔に特別な注意を払ったという。彼の言葉によれば、「世間の目はその顔に注がれることになる。もし顔をうまく再現できなければ、それまで築き上げてきたものすべてが台無しになってしまう」からだ。

現在、ベロイサの作品はメッシ像として最大規模を誇る。これまでインド・コルカタの巨大メッシ像が有名だったが、約1カ月前に安全上の懸念から撤去された。いずれにせよ、ベロイサの作品の高さはそれを5メートル近く上回っているため、当分の間は彼のメッシ像が首位を維持することになりそうだ。(翻訳:石井佳子)

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